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カネタタキ
学名:Ornebius kanetataki

♂(2006.12.3)
Data
和名 カネタタキ
体長 7〜11mm
分布 本州,伊豆諸島,小笠原諸島,四国,小豆島,九州,対馬,平戸島,五島列島,種子島,南西諸島
出現期 8〜11月
植物の葉,昆虫の死骸,キノコ類など
解説 明るい赤褐色の頭部・胸部と短い翅が特徴的なカネタタキ。
和名は鐘を叩いているようにチンチンチンと鳴くことに由来している。
♂のみ短めの翅があり、後縁沿いは黒褐色。翅は鳴くためだけに使われ、飛ぶことはできない。
♀には翅が退化して無い。
南西諸島の個体は体色が暗化する傾向がある。
主に低木に生息している。
 
国内に生息するカネタタキ属(Ornebius)は以下の5種(1亜種)。
和名/学名 分布
カネタタキ
Ornebius kanetataki
本州,伊豆諸島,小笠原諸島,四国,小豆島,九州,対馬,平戸島,五島列島,種子島,南西諸島
イソカネタタキ
Ornebius bimaculatus
本州(房総半島以西),伊豆諸島(八丈島),小笠原諸島,四国,九州(沿岸部),平戸島,五島列島,南西諸島
オガサワラカネタタキ
Ornebius longipennis longipennis
小笠原諸島
(リュウキュウカネタタキ)
Ornebius longipennis ryukyuensis
南西諸島
ヒルギカネタタキ
Ornebius fuscicerci
奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ウスグロカネタタキ
Ornebius infuscatus
沖縄島?
 
12月3日にハイイロシメジを採って持ち帰ったところ本種も一緒に付いていた。ハイイロシメジの傘はいつも少し齧られていたので、どうやら本種が食べていたらしい。9月5日には小川沿いの低木上で、同種とは思えない程、暗化した♂が見られた。
PHOTO


(2006.12.3)

植物の実を食べる♂
(2006.12.3)

暗化した♂@
(2021.9.5)

暗化した♂A
(2021.9.5)

暗化した♂B
(2021.9.5)

海岸沿いのトベラの枝にいた♀
枝を揺らしたら落ちてきた。
(2017.11.4)

海岸沿いのススキにいた♀
(2017.11.4)

♀@
♀には翅が無い。長い尾角の間に産卵管がある。
(2006.9.21)

♀A
(2006.9.21)

幼虫@
ウスグモスズの幼虫と一緒にいるところが観察できた。
(2006.8.19)

幼虫A
(2006.8.19)
 
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