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ヤマトヒバリ
学名:Homoeoxipha obliterata

♂(2008.8.18)
Data
和名 ヤマトヒバリ
 別名:ヤマトスズ,イブキスズ
体長 6.5〜7mm
分布 本州,伊豆諸島,四国,九州,屋久島,奄美大島,沖縄島
出現期 8〜11月
草本類
解説 林内の下草上などに見られる小型コオロギ。
胸部が赤色をしているので、他種との判別は容易。
ギ・ギ・ギ・ギと鳴く。
当サイトで、クサヒバリ亜科の一種として紹介していた本種と酷似した翅の長い♀は、「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」(北海道大学出版会)によると同属のフタイロヒバリでは、長翅型の♀も掲載されていることから、本種の♀についても同様に長翅型が出現すると考えられる為、本種の♀として同定した。
 
国内に生息するヤマトヒバリ属(Homoeoxipha)は以下の3種。
和名/学名 分布
ヤマトヒバリ
Homoeoxipha obliterata
本州,伊豆諸島,四国,九州,屋久島,奄美大島,沖縄島
フタイロヒバリ
Homoeoxipha lycoides
伊豆諸島(八丈島),沖縄島,渡嘉敷島
ネッタイヒバリ
Homoeoxipha nigripes
石垣島,西表島
 
写真は8月18日に、近所の杉林内で撮影したもの。杉林内を探索していると、ヤブミョウガの葉上に見慣れぬ赤いウスグモスズUsugumona genji)のようなコオロギを見つけ撮影したが、後で調べた結果本種であることが分かった。
長翅型の♀は、9月4日の夜、静岡県の山地の雑木林内に立てたドームシェルターの明かりに来た時のもの。
PHOTO

ヤブミョウガの葉に止まる♂@
(2008.8.18)

ヤブミョウガの葉に止まる♂A
(2008.8.18)

長翅型の♀@
(2010.9.4 静岡県)

長翅型の♀A
(2010.9.4 静岡県)
 
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