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トノサマバッタ
学名:Locusta migratoria

緑色型(2015.11.6)
Data
和名 トノサマバッタ
 別名:ダイミョウバッタ
体長 ♂:35mm
♀:50mm

 翅端まで:48〜65mm
分布 日本全土
出現期 7〜11月
イネ科,カヤツリグサ科の葉
解説 大型のバッタ。
本種はうっそうとした草むらよりも、地面が露出したような乾いた草地や河原に好んで生息している。
通常よく見られる大型の個体は、群れることがない孤独相で、緑色型と褐色型があるが、変化に富み両方が混ざる中間型も出現する。
後脚は発達してジャンプ力が高い。群生相の場合は一律に小型で黒っぽい褐色、翅は比較的長く、飛翔能力に優れている反面、後脚はやや短くジャンプ力もやや低い。
幼虫も成虫と同様の環境を好む。クルマバッタに似るが、本種ではより大型で、クルマバッタほど前胸背の正中線部は丸まらない。前翅の斑紋も異なる。
国内に生息するトノサマバッタ属(Locusta)は本種のみ・
 
トップの写真は11月6日、近所の川沿いの道路を歩いていたら飛んできた本種を撮影したもの。人通りもあり鳥撮影用の望遠レンズで撮影したのみだが最近のレンズは性能が良いのでマクロレンズとしても十分だった。本種の生息域は局所的でバッタが豊富な場所でも環境が適さないとまったくいないのであまりお目にかかる機会は少なかったが比較的近所にいるとは思わなかった。空き地も多い場所だったので本種にとって適していたのだと思う。
緑色型の写真はすべて同じ場所で撮影したもので、大規模な墓地にたくさんの本種がいて追いかけ回したことがあったが本種を見るのはそれ以来初めてだった。
緑色型の幼虫の写真は河原にいたもの。砂礫の多い場所に1匹だけいたが、緑色型だったため見つけやすかった。
褐色型の写真は6月17日に海岸にいた個体を撮影したもの。
中間型の写真は河原沿いの道路に飛来したもの。河原に入ると褐色型の幼虫も発見できた。
PHOTO

草むらにいた本種@
(2014.9.27)

草むらにいた本種A
(2014.9.27)

草むらにいた本種B
(2014.9.27)

草地にいた本種
(2010.10.2)

頭部のアップ
(2010.10.2)

草地にいた本種
(2010.10.2)

褐色型@
海岸にいた。
(2020.6.17)

褐色型A
(2020.6.17)

中間型@
河原沿いの道路にいた。
(2021.6.12)

中間型A
(2021.6.12)

緑色型の幼虫@
河原にいた。
(2021.4.24)

緑色型の幼虫A
(2021.4.24)

緑色型の幼虫B
(2021.4.24)

緑色型の幼虫C
(2021.4.24)

緑色型の幼虫D
(2021.4.24)

褐色型の幼虫@
河原にいた。
(2021.6.12)

褐色型の幼虫A
(2021.6.12)

褐色型の幼虫B
(2021.6.12)
 
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