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イソカネタタキ
学名:Ornebius bimaculatus

ススキ上で鳴く♂(2017.11.4)
Data
和名 イソカネタタキ
 別名:アオシマカネタタキ
体長 11〜15mm
分布 本州(房総半島以西),伊豆諸島(八丈島),小笠原諸島,四国,九州(沿岸部),平戸島,五島列島,南西諸島
出現期 9〜11月
植物の葉,昆虫の死骸など
解説 海岸性のカネタタキの一種。
カネタタキに似るが、本種では♂の翅先に黒紋があることや♀尾肢の根元近くから1/3付近と先端近くが暗色になることで区別できる。
海岸沿いのハマユウ,イソギク,トベラ,ススキなどの植物上に見られる。
秋に出現するが南西諸島では一年中見られる。
チリチリチリと鳴く。
海外では台湾,東南アジアに分布している。
 
国内に生息するカネタタキ属(Ornebius)は以下の5種(1亜種)。
和名/学名 分布
カネタタキ
Ornebius kanetataki
本州,伊豆諸島,小笠原諸島,四国,小豆島,九州,対馬,平戸島,五島列島,種子島,南西諸島
イソカネタタキ
Ornebius bimaculatus
本州(房総半島以西),伊豆諸島(八丈島),小笠原諸島,四国,九州(沿岸部),平戸島,五島列島,南西諸島
オガサワラカネタタキ
Ornebius longipennis longipennis
小笠原諸島
(リュウキュウカネタタキ)
Ornebius longipennis ryukyuensis
南西諸島
ヒルギカネタタキ
Ornebius fuscicerci
奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ウスグロカネタタキ
Ornebius infuscatus
沖縄島?
 
写真は11月4日に真鶴の海岸沿いのススキ上にいた♂を撮影したもの。本種目当てで探し回ってみたものの、トベラやグミなどの木の枝では見つからず、微かなチリチリという音を頼りにススキの根元付近を探してみると活発に歩き回り鳴いている♂を発見した。他のススキに1匹、イソギクの根元付近に1匹、トベラの枝を揺らして1匹の♀が落ちてきたがいずれもただのカネタタキの♀のようであった。
PHOTO

ススキ上の♂
(2017.11.4)

鳴いている♂@
(2017.11.4)

鳴いている♂A
(2017.11.4)
 
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