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タイワンサソリモドキ
学名:Typopeltis crucifer


自己採集した♀より繁殖させた個体。
(2009.1.16 石垣島産)
Data
和名 タイワンサソリモドキ
 別名:ビネガロン,ヤエヤマサソリモドキ
体長 40mm
 ※ 尾鞭を除く
分布 沖縄諸島(意平屋島)〜八重山諸島
 国外では台湾にも生息している。
出現期 一年中
ヤスデ類,昆虫
解説 沖縄の伊平屋島以南に生息するサソリモドキ。
森林内の石や倒木の下に隠れている。
触肢はカニのような鋏を持っており、第一脚は細長く長い。普段は鋏をカニのように畳んでいるが、捕食する時は鋏を伸ばして襲い掛かる。
本種を刺激すると、細長い尾(尾鞭)から酢のような強烈な刺激臭を出して身を守ることから英名でビネガロンの異名を持つ。
夜間、徘徊してヤスデ類や昆虫類などを捕食する。
♂では触肢にある桿状突起が長く、途中で強く折れ曲がるが、♀ではやや短く曲がらない。
棲息地では珍しくないがやや局所的で、いないところには1匹もいない場合も多いが、1匹でも見つかればその辺りの大きな石の下などから普通に見つかる。
大きさや見た目の良さだけでなく、分類上も大変興味深い生物ではあるが、なかなか一般的には人気がでないのは残念である。(サソリは後腹部も体長に含まれる為、見た目とのギャップが大きく、よく誤解されている)
 
日本には他にアマミサソリモドキTypopeltis stimponii)も生息しているが、♂では触肢の桿状突起が外側に反ることと、♀では生殖板の刻状紋が異なる。
 
日本に生息するサソリモドキは以下の2種。
和名/学名 分布
アマミサソリモドキ
Typopeltis stimponii
伊豆諸島(八丈島),九州(南部),トカラ諸島,奄美諸島,沖縄(伊是名島)
タイワンサソリモドキ
Typopeltis crucifer
沖縄(意平屋島)〜八重山諸島
撮影メモ 2007年3月の石垣島旅行で出会った152種目の生き物。本種は今回の旅行の採集目的でもあったのだが、西表島ではあらゆる倒木や石を探したのにまったく見つからなかった。最終日、諦めかけていたのだが、石垣島で森林周辺の大きな石をどかすと本種を発見した。最初は地面の色と同じだったので気付かずに石を元に戻してしまい、更に近くの石をどかした時に発見した。あれだけ見つからなかった本種が、この場所には多産しているようで、成体3匹と子供1匹も見ることができた。この時は雌雄の区別が付かなかったので、ペアであることを祈りつつ成体3匹を持ち帰った。しかし、残念なことに♀であることが分かった。
採集した個体の体長は鋏を伸ばさない状態で、尾も含めず5cmもある大型個体であった。
次回は♂を採集すべく、勤続10年目のリフレッシュ休暇を使い、再び石垣島に行くことにした。
 
151種目 152種目 153種目
2007年7月に石垣島旅行で撮影。林縁の石がごろごろしているところで、石の下から発見できた。今回は幼体ばかりだったが、大型個体よりも黒味が強く感じた。逃げ足も速く、まるでクモのように走った。♂の採集という目標だったので、多少不満は残ったが、今後の飼育に期待したい。
 
12種目 13種目 14種目
 2018年3月に西表島で夜間のライトトラップ中に森林内の大きな石の下にいた♂を発見した。標高は60m程だが地元では雪が降るほど全国的に気温が低く、西表島でも相当な寒さになり、ライトトラップの成果が上がらず体温を上げるためにも歩き回っていたところ、石がゴロゴロ落ちている場所で1匹だけだが♂の大きな成体を見つけることができた。
飼育メモ 2007年3月18日〜
石垣島の林縁にあった大きな石の下から1匹ずつ合計3匹の本種を採集した。いずれも5cm程ある大型個体であった。
翌日、自宅に持ち帰った3匹を特大プラケースで写真のようなセットで飼育している。ネットで調べたところ、飢えよりも乾燥に非常に弱いということで、常に多湿な環境で飼育している。採集したのは3匹とも♀で腹も膨れていないことから、繁殖は期待できない。
餌はオカダンゴムシArmadillidium vulgare)とヤスデの仲間を与えているが、いずれもよく食べているようで、与えた翌日には餌の表皮が散らばっている。夜、懐中電灯でケース内部を確認して見ると、オカダンゴムシを鋏でがっしりと捕らえて食べているところが観察できた。オカダンゴムシだけでは栄養が偏ると思われるので、できるだけいろいろな餌を与えるようにしたい。
本種に触れない限りは酢の臭いは出さず、まったくの無臭であった。更に刺激臭とは言っても、酢とまったく同じ匂いなのでまったく気にならない。
普段はケースに入れてある石の下に穴を掘って隠れており、喧嘩もしないようである。
7月14日現在もいたって元気にしているので、今度は♂を採集して繁殖にも挑戦してみたいと思っている。
 
7月17日
再び石垣島に採集に出かけ、前回本種がいたところを探してみたところ、いることはいたのだが、3cm程の小型個体が2匹と12mmほどの幼体しかいなかった。2匹を採集して、ゆったりとした広さのあるタッパーに2匹とも入れておいたところ、一晩で共食いして1匹が食べられてしまった。
 
続きを表示 7月18日
別の場所で川沿いの大きい石をどかすと3cm程の個体がそれぞれ1匹ずつ出てきて合計3匹採集することができた。いつも一つの石に対して1匹いるので、狭い場所では縄張り争いをするようだ。まだ小さいからか残念ながら♂の特徴を確認することはできなかった。
 
7月21日
4匹持ち帰り、共食いした教訓を生かして、今回はミニプラケースで単独飼育をすることにした。
今回見られたサソリモドキは何故か前回のような大型個体が見られず、約30mmと約12mm程の2タイプのみ見られた。いずれも個体数は少なくなく、大小合わせて10匹ほど見ることができた。
今回の採集した4匹はまだ小さいので、♂の特徴が出ているものは確認できなかったが、大型の成体にまで育て上げたい。
 
7月29日
ここ2週間程、何故か大型の♀3匹の姿が一度も見えず、入れた餌も食べられていない。嫌な予感がして、特大プラケース内の一番大きい石を持ち上げてみた。すると石の下にケース底面まで掘られた大きな空洞ができており、その中に本種が無事に確認できた。更に腹部の下辺りに真っ白なものが!
よく見ると大粒の卵のようであった。腹部に隠れていてよく確認できなかったが直径6mm?程のまん丸のものが2個以上あったように思える。卵にしては大きすぎるように思えるので卵のうなのかもしれないが、詳細はまったく分からず。親が卵を放棄してしまうことを恐れ、すぐに石を元に戻した。
採集した時から実に4ヶ月以上も経っているのだが、採集時から既に交尾済みだったということなのだろうか?
 
7月31日
かなり重いがケースの底を覗いてみた。大きな石を入れてあるためかなり重くて少ししか見れなかったが、白いものは直径約2mmほどの卵が集まっているようであった。孵化しない卵を守っているとも思えないので、卵の孵化に期待したい。
 
8月6日
ケースを棚の上に置いて、ケース下部を確認したところ、大きな石の下にいた個体と、もう1匹卵を持った個体が確認できた。ケースごしのため、透明度が悪く不明瞭だが撮影した。やはり卵塊で2mm程度の卵が腹部にくっついており、脳みそのように左右に分かれていた。恐らく親の体と繋がっていて栄養分を与えているのだろう。
 
8月12日
しばらくそっとしておいたのだが、夜どうなっているか確認したくなったので、ケースを持ち上げてみると抱卵していた2匹共にすべて孵化していた。やや赤味を帯びた白色で、ちゃんとサソリモドキの形をしている幼生を確認することができて、感無量!さすがに本種の幼生はヤエヤマサソリLiocheles australasiae)の幼生に比べ丸々と太っており、二周りほど大きく感じた。
 
8月18日
子持ちの親のケースを見てみると、1匹がマット上に出ているのを発見した。ケース底面を見ると子持ちの2匹が確認できたので、今まで確認できなかった1匹だということが分かった。この個体も抱卵していなければ、今まで出てこなかったはずはないので、この個体は今まで見えない場所で抱卵〜孵化,子離れまでした可能性がある。
親が幼生を食べてしまう可能性も考えられるので、マット上に出ていた親を中プラケースに移動した。
 
8月19日
移動させた親は、抱卵しているかのように体を高く上げてじっとしていて、蓋を開けてもピクリとも反応しない。後は死ぬのを待つばかりなのだろうか?
子持ちの親の様子は相変わらず変化なし。幼生飼育に備えて活き餌のヨーロッパイエコオロギAchetus domesticus)の1齢幼虫を600匹とヤエヤマサソリLiocheles australasiae)用としてSサイズのコオロギ50匹注文した。
 
7月に採集した中型のサソリモドキ4匹は、入れる餌は何でも食べるほど食欲旺盛で、1日1匹生きた餌を与えている。主にワラジムシ類ヤスデ類、たまにオカダンゴムシムカデ類の子供,オンブバッタAtractomorpha lata)も与えたが、どれもよく食べた。
 
8月27日
産後と思われていた親が1匹死んでいた。マット上に出てきて以来、あまり動かず、隠れもしないので寿命は長くないと思っていたのでやはりといった感じだった。産後、体力を回復してまた産卵とはいかないようである。
 
9月4日
そろそろ脱皮していないかとケース底面を確認したところ、脱皮して親から離れ、親の回りを歩いている衝撃的な光景を見ることができた。体長は10mm少々とヤエヤマサソリとは比べ物にならないほど大きかった。スタイルも成体とほぼ変わらず、恐らく1週間以内には捕食を開始すると思われる。脱皮中の幼生から、既に暗い青灰色になっている幼体もみられた。最初からこれだけ大きいと極小の活き餌もいらず、餌やりも助かる。
 
9月5日
すべての幼生が暗い青灰色に色付いていた。
 
9月21日
2齢幼生がマット上に出てくるのを今か今かと待っているが、一向に親から離れようとしない。既に脱皮から2週間以上が経過しているのだが、餌を取らなくて大丈夫なのか不安である。
隠れている石を持ち上げてみると2齢幼生が1匹だけ付いていたので、試しにこの1匹を個別飼育してみることにした。ミニプラケースにマットと石、水入れを入れたセットで飼育を開始した。2齢幼生はまだ餌を採らないこの時点で既に10mm以上もあった。餌にホソワラジムシ(Porcellionides pruinosus)の幼生を2匹入れた。
この状態で餌を採り、飼育可能であれば他の幼生達も取り出して飼育したい。
 
9月26日
夜、親の特大プラケースを見ると、親がマット上を歩いているのを発見した。大きい石の下にいた度々石を持ち上げて観察していた親で、すぐさま石をどかして幼体を採取した。以前より少ないようで20匹近くしか採れなかった。
幼体は元気だったが、数から見て取り出しが遅すぎた感があり、急いでもう1匹の親も掘り返してみた。
すると続々幼体が出てきて、この親から得られた幼生は合計57匹であった。更に後から発見した幼体が数匹いたので、すべての幼体を合わせると80匹近くになるようだ。
採取した幼体は最初に採取したものと後から発見した幼体合わせて20匹前後を中プラケースにセット、2匹目の種親から採取した57匹は中プラケース2つにそれぞれ24匹、23匹入れた。
早速ヨーロッパイエコオロギAchetus domesticus)の極小サイズを与えてみた。後から石を退けてみると石の下で複数の幼体がコオロギを銜えているのが観察できた。既に餌を摂取できる状態であり、もう少し早く取り出していれば100匹は得られたとやや悔やまれるが、初めての飼育としては成功と言える。
種親は相当衰えていると思いきや、俊敏に走り元気だった。腹部は痩せていていなくなった幼体をどんどん食べていたとは考えにくい。
 
9月27日
夜、種親がいる特大プラケースの石を退かしてみると、取り残していた幼生を1匹発見した。幼生達はコオロギの幼虫をよく食べているようで、与えても1日で無くなってしまう。
 
9月29日
深夜2時、種親がいる特大プラケースの石を退かしてみると、また取り残していた幼生を1匹発見した。既に幼生の数は80匹に達していると思う。コオロギ代も辛いので、販売も考えている。
種親2匹になったので、特大プラケースから大プラケースに移した。その際、本種を掴むと、手に何か冷たいものが掛かったので、その部分を嗅いでみると強烈な酢の激臭にビックリした。しかし、匂いが酢なので気分は悪くならなかったが、しばらく鼻の中がスースーした感じだった。
種親は長期間飢えていたはずだが、とても元気で俊敏な動きをした。
 
9月30日
幼生達に毎日コオロギを与えているので、採取時に比べ腹部がだいぶ太ってきた。撮影した捕食中の幼生は一番初めに採取したミニプラケースで飼育している個体。
 
11月10日
餌は1〜2日に1回与えているのだが、成長はかなり遅いようで未だ加齢したと思われる幼生を見ていない。しかし、だいぶ太ってきて、体節間膜がかなり伸びてきて加齢間近のようだ。7月18日に採集した大きめの幼生も太ってはいるが未だ加齢していないので、本種の成長はかなりゆっくりしたもののようである。
後、幼生達の肛門腺は一時期欠損した個体もよく見られたが、最近になって何故か欠損した個体が見られず、皆肛門腺のあるものばかりであった。もしかしたら脱皮せずに再生できるのかもしれない。
 
12月29日
冬休みに入った深夜2時頃、石の下を確認したところ、2齢幼生に混じって一回り大きく黒味が強い3齢幼生を見ることができた。他のケースでも同様に見ることができた。本種の成長するスピードは遅く、2齢から3齢へは想像以上に長く約4ヶ月程掛かるようだ。
 
12月31日
種親は未だ元気なのだが、産卵に備えているのか越冬しているのか(温度管理は行なっている)石の下に部屋を造って滅多に出てこない。八重山のサソリ2種も揃っていることなので、一緒に記念撮影をしてみた。石の下にいた成体を取り出そうとすると、すかさず肛門腺を手に向けてピュッと非常に冷たい酢酸をかけられた。冷水が掛かったような刺激で、少し嗅いでみただけで鼻がスースーするほど強烈なものだった。本種はサソリに比べて人気があるとは言えないのだが、並べてみると大きくて、正に主役的存在である。今年の7月18日に採集した幼体も撮影してみたが、この時に採集した4匹は何故か皆体表にマットがこびり付いてしまっている。成体よりも一回り小さい程度なので、恐らく終齢と思われる。
今年、初めて本種を飼育して、まったく手探り状態でダメ元での飼育だったのだが、本種は思っていた以上に丈夫で長生き,繁殖も容易であることが分かった。
 
2008年1月18日
種親はしばらく姿を見ていないので、餌やりをしていなかったが、今日はマット上に出ており、腹部もかなり痩せていたので、ホソワラジムシを与えてみると捕らえようと必死だったが逃してしまった。普段は人前で捕食することはなかったので、よほど飢えていると見えるので、ヨーロッパイエコオロギAchetus domesticus)を与えてみると捕食した。
幼生はあまり変化がなく、まだ1齢幼生のほうが多い。
 
3月1日
3齢幼生もだいぶ太ってきた。しかし、幼生達の成長速度は個体差が激しく、未だ2齢も多数見られる。これは個体数が多い為、捕食のテクニックや捕食に適した場所に巣を造れたかどうかの違いが現れている。
 
5月13日
幼生達のほとんどがマット深く潜っていてあまり姿を確認できなかったが、かなり大きくなった4齢幼生がマット上にいるところを発見した。近くに3齢もいたが、大きさは歴然としていた。個体によって成長は大きく差が出ていて未だに2齢も見られる。ケース底面を覗くと、ブクブクに太った幼生が数匹確認できるが、脱皮前は部屋を造ってじっとしているようだ。
 
6月26日
幼生たちは多頭飼育の為、なかなか安定した餌やりができずにいるが、ようやく4齢が目立つようになってきた。種親は1週間に1回餌やりをしているが忘れる時もあり、そのせいか分からないが1匹だけになってしまったようだ。たくさん餌を与えれば更に産卵した可能性もあるが、餌やりはお金の面できつくなってきたのでちびちびとしか与えていない。幼生で採集した個体は既に成体サイズになっているようだが、脱皮はマットの中に潜って行なう為、はっきりしない。
 
7月21日
非常に大きな幼生を発見した。体長は目分量で25mmほどで他の個体よりもずっと大きかったので、恐らく5齢幼生だと思う。
 
8月30日
去年採集した最後の種親が死亡した。餌は頻繁に与えていたので、寿命だと思う。
 
8月31日
去年の7月17日に採集した終齢と思われる幼生が死亡した。こちらもかなり頻繁に餌やりをしていたので、飢えでもなく、まだ成体でもないので寿命でもない。とすると湿気不足なのだろうか?乾燥はしていない程度で、ミニプラケースで狭いため、水飲み場はない状態で、他の3匹は今も元気にしている。
 
11月24日
長い間5齢幼生が潜ったきりで見ていなかったのだが、ケース底面から恐らく6齢と思われる幼体(成体?)が確認できた。
 
2009年1月15日
金銭的な問題もあり、餌やりが追いつかず長期間放置してしまったが、石を退かすと成体にまで成長した個体を確認することができた。触肢を確認したところ、♂の特徴が顕著に表れていた。
成体にまで飼育したことでようやく♂の成体を目にすることができた。触肢の形状が明らかに異なるので判別は容易だが、更に♀に比べ触肢はやや大きく迫力を感じた。
ここまで私の本種に対する執念で採集から飼育まで続けてきたが♂の成体にまで飼育したことで、当初の目標を達成することができた。本種が絶滅危惧種になったとしても大量繁殖も可能であることを確認することができて安堵した。今後も累代は可能ではあるが、本種の成長は遅く、餌代も掛かることから今後の累代飼育はしない予定である。
関連リンク  サソリの魅力  サソリモドキ累代飼育マニュアル
PHOTO

石の下に隠れていた♀@
発見時の写真。
(2007.3.18 石垣島)

石の下に隠れていた♀A
(2007.3.18 石垣島)

石の下に隠れていた♀B
上の写真とは別個体。
(2007.3.18 石垣島)

石の下に隠れていた個体@
7月に見られた個体は何故か約20mmか約12mmの2タイプしかいなかった。
(2007.7.17 石垣島)

石の下に隠れていた個体A
(2007.7.17 石垣島)

石の下に隠れていた個体B
(2007.7.18 石垣島)

夜間、森林内の石の下に隠れていた♂@
(2018.3.22 西表島)

夜間、森林内の石の下に隠れていた♂A
(2018.3.22 西表島)

夜間、森林内の石の下に隠れていた♂B
(2018.3.22 西表島)

夜間、森林内の石の下に隠れていた♂C
(2018.3.22 西表島)

夜間、森林内の石の下に隠れていた♂D
(2018.3.22 西表島)

夜間、森林内の石の下に隠れていた♂E
(2018.3.22 西表島)

石の下に隠れていた2齢幼生
約12mmほどの小さな幼体も複数見られた。
(2007.7.17 石垣島)

♀@
(2007.4.15 石垣島産)

♀A
(2007.4.15 石垣島産)

横から見た♀
飼育ケースに入れてある止まり木によく止まっている。
(2007.4.15 石垣島産)

飼育ケース
(2007.3.22 石垣島産)

卵塊
ケースごしのため、不鮮明だが、左右に分かれているのが分かる。
(2007.8.6 石垣島産)

幼生達
(2007.8.13 石垣島産)

脱皮した幼生達
脱皮と共に親から離れた。体長は10mm程もあり、既に親と同等のスタイルになっている。
(2007.9.4 石垣島産)

2齢幼生@
既に10mm強あるが、まだ親離れしない。
(2007.9.21 石垣島産)

2齢幼生A
石の下に群れる幼生達。
(2007.9.27 石垣島産)

ヨーロッパイエコオロギを捕食する2齢幼生@
(2007.9.30 石垣島産)

ヨーロッパイエコオロギを捕食する2齢幼生A
(2007.9.30 石垣島産)

脱皮が近い2齢幼生
体節間膜がだいぶ伸びてきた。
(2007.11.10 石垣島産)

3齢幼生
(2007.12.29 石垣島産)

3齢幼生(上)と2齢幼生(下)
(2007.12.29 石垣島産)

4齢間近の3齢幼生
だいぶ太ってきた。
(2008.3.1 石垣島産)

4齢幼生(左)と3齢幼生(右)
(2008.5.13 石垣島産)

コオロギを捕食する4齢幼生@
(2008.6.26 石垣島産)

コオロギを捕食する4齢幼生A
(2008.6.26 石垣島産)

コオロギを捕食する4齢幼生B
(2008.6.26 石垣島産)

コオロギを捕食する4齢幼生C
(2008.6.26 石垣島産)

5齢幼生@
他の幼生より格段に大きな幼体であったので、5齢と判断した。
(2008.7.21 石垣島産)

5齢幼生A
(2008.7.21 石垣島産)

5齢幼生B
(2008.7.21)

八重山諸島の奇蟲達
マダラサソリ(左),タイワンサソリモドキ(中央),ヤエヤマサソリ(右)
本種がダントツに大きい。
(2007.12.31)


(2009.1.16 石垣島産)
雌雄の相違点

♂の触肢
♂では触肢の脛節にある突起(桿状突起)が長く強く湾曲する。
触肢自体も♀より大きい。
(2009.1.16 石垣島産)

♀の触肢
触肢の脛節にある突起(桿状突起)は湾曲しない。
(2007.4.15 石垣島産)
 
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