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アマミサソリモドキ | |
学名:Typopeltis stimponii | |
![]() 石の下にいた♀(2018.8.12 八丈島) |
Data | ||||||||||
和名 | アマミサソリモドキ 別名:ビネガロン,墓虫 |
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体長 | 約40mm ※ 尾鞭を除く |
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分布 | 伊豆諸島(八丈島),九州(南部),トカラ諸島,奄美諸島,沖縄(伊是名島) 千葉県や四国の一部でも移入したものが局所的に分布している。 |
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出現期 | 一年中 | |||||||||
餌 | ヤスデ類,昆虫 | |||||||||
解説 |
南西諸島に分布するサソリモドキの一種。 森林内の石や倒木の下に隠れている。 触肢はカニのような鋏を持っており、第一脚は細長く長い。普段は鋏をカニのように畳んでいるが、捕食する時は鋏を伸ばして襲い掛かる。 八丈島や千葉県、四国の一部に生息しているものは移入種と思われる。 熊本県牛深市では石の下に生息するという習性から墓虫と呼ばれており、熊本県の天然記念物に指定されている。 日本に生息しているもう一種のサソリモドキであるタイワンサソリモドキ(Typopeltis crucifer)と酷似しているが、♂では触肢の桿状突起が内側に湾曲するのに対し、本種では外側に反る。♀では生殖板の刻状紋で区別する。また、本種のほうが若干大型になる。 生態面はタイワンサソリモドキとほぼ同じ。
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関連リンク | サソリの魅力 サソリモドキ累代飼育マニュアル |
PHOTO | |
![]() 石の下に隠れていた♀@ (2018.8.12 八丈島) |
![]() 石の下に隠れていた♀A 小さかったので幼体と思われる。 (2018.8.12 八丈島) |
![]() 石の下に隠れていた♀B (2018.8.12 八丈島) |
![]() ♀の触肢のアップ (2018.8.12 八丈島) |