サソリモドキ目には世界に2科約99種、国内には2種が生息しています。
クモやサソリに近い種で、太古の昔から進化せずにそのままの姿で生き延びてきた非常に興味深い生き物であり、生きた化石とも言われています。
その名の通り、サソリのような姿をしていますが、毒針がなく、細長い鞭のような尾と第一脚を持っています。その尾から強烈な酢の臭いを出して身を守ります。この習性から英名でVinegaroon(酢(Vinegar)を出すものの意)と呼ばれています。鞭のような尾や第一脚を持ったサソリからWhip-scorpionsとも呼ばれています。
日本にはアマミサソリモドキ(Typopeltis stimponii)とタイワンサソリモドキ(Typopeltis crucifer)の2種のみ生息していますが、体形がやや異なる程度の違いしかありません。
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