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アカイソウロウグモ
学名:Argyrodes miniaceus

交接(上が♂、下が♀))(2018.8.12 八丈島)
Data
和名 アカイソウロウグモ
体長 ♂:3.6〜4.2mm
♀:3.8〜6.2mm
分布 本州,四国,九州,沖縄島
出現期 6〜9月
昆虫
 オニグモゴミグモジョロウグモなどの巣に寄生して掛かった昆虫を巣の主の反対側から食べる。
解説 赤いイソウロウグモ。
鮮やかな赤い体色で、腹部には銀色の紋がある。腹部先端には黒斑がある。
♂には銀色紋が無く、頭胸部と腹部はほぼ同じ大きさで、触肢が発達している。
他のクモの巣に寄生して掛かった昆虫を巣の主と共に食べる。
寄生する巣のクモもイソウロウグモに対しては無関心で争うことはないようだ。
南西諸島には本種と酷似したミナミノアカイソウロウグモが生息しており、腹部側面の銀紋が大きいことや糸疣の後疣が黒色であることなどで区別できるとされる。八丈島で本種を確認しているが、両種共に分布域として知られていないため、ミナミの可能性もあるが暫定的に本種とした。
 
国内に生息するイソウロウグモ属(Argyrodes)は以下の5種。
和名/学名 分布
アカイソウロウグモ
Argyrodes miniaceus
本州,四国,九州,沖縄島
ミナミノアカイソウロウグモ
Argyrodes flavescens
南西諸島
チリイソウロウグモ
Argyrodes kumadai
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,南西諸島
トビジロイソウロウグモ
Argyrodes cylindratus
本州,四国,九州,南西諸島
シロカネイソウロウグモ
Argyrodes bonadea
本州,四国,九州,南西諸島
 
写真は8月12日に林道で交接中の本種を撮影したもの。八丈島では本種の数が多く、本種しかいない巣が目立った。
PHOTO

交接
(2018.8.12 八丈島)
 
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