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オオジョロウグモ
学名:Nephila pilipes

オオジョロウグモ(2019.10.21 西表島)
Data
和名 オオジョロウグモ
体長 ♂:7〜10mm
♀:35〜50mm
分布 男女群島,甑島列島,大隅諸島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島,宮古列島,八重山列島,大東諸島
出現期 6〜10月
昆虫
解説 日本最大になるクモ。
頭胸部は金色で、腹部の地色は黒色、多数の黄色い縦筋がある。
円網は大きいものでは2mにもなる。
♂は大変小さく貧弱で、体色は真っ赤で♀とは別種のように異なる。
 
本種の分類については、コガネグモ科やアシナガグモ科とされることもあり文献によってまちまちであるが、「日本のクモ」(文一統合出版)によると網構造がまったく異なることにより新たに独立科としてジョロウグモ科とされたことから当サイトもそれに従った。
 
国内に生息するジョロウグモ属(Nephila)は以下の2種。
和名/学名 分布
オオジョロウグモ
Nephila pilipes
男女群島,甑島列島,大隅諸島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島,宮古列島,八重山列島,大東諸島
ジョロウグモ
Nephila clavata
本州,四国,九州,大隅諸島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄島(北部)
撮影メモ 2006年6月に西表島の森林内で撮影した。まだ成体ではないらしく、25mmほどの個体であった。数日後には赤く小さいクモを見つけ撮影したが、調べたところ本種の♂であることが分かった。
2007年7月に石垣島旅行で撮影。今回の旅行では今まで見たものよりも大型のものが多く、特大の成体も見ることができた。人差し指ほどの太さもあり、黄金の頭胸部といい、まさに蜘蛛の王様だった。
 
3種目 4種目 5種目
2019年10月に西表島の森林内で撮影した。石垣島ではかなり明るく開けた場所で見かけていたが、西表島では明るい場所で見かけることはなく、森林の奥深いところで見つけることができた。今回、西表島では初めて大型個体を見ることができた。奥に写っている赤く小さなクモはアカイソウロウグモと思われる。
PHOTO

♀@
(2019.10.21 西表島)

♀A
(2019.10.21 西表島)

♀B
(2007.7.19 石垣島)

♀C
(2007.7.19 石垣島)

♀D
非常に大型で大人の人差し指ほどの太さがあった。
黄金の頭胸部を持ち、日本最大のクモに相応しい風貌。
(2007.7.19 石垣島)

♀E
(2007.7.19 石垣島)

♀C
(2007.7.16 石垣島)

上から見た♀
石垣島旅行で一番初めに見つけた本種。大きく感じたが、後に見つけた特大個体と比べるとはるかに小さく細かった。
(2007.7.16 石垣島)

裏から見た♀
(2007.7.16 石垣島)

巣内の♀@
(2006.6.26 西表島)

巣内の♀A
(2006.6.26 西表島)


♂は全身真っ赤で小さく貧弱である。
(2006.6.29 西表島)
 
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