サソリ目には世界に9科約1600種、国内には2種が生息しています。
腹部先端に後腹部と呼ばれる細長い尾のようなものがあり、その先に毒針を持っています。
ハサミ(触肢)で獲物を掴み、後腹部にある針で毒液を注入して捕食する怖い生き物ですが、実際のところ猛毒を持つものは1600種中わずか20〜30種であり、ハサミの大きく獰猛そうなサソリほどむしろハサミに頼っているため、毒は大したことはありません。
国内に生息しているサソリはヤエヤマサソリとマダラサソリの2種のみでマダラサソリは刺されると痛いものの毒性は弱く、更に小型のヤエヤマサソリにいたっては人の皮膚を刺すこともできません。
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