チリアン・レザーバック・スコーピオン | |
学名:Bothriurus coriaceaus | |
♀(2008.9.23 チリ産/WILD) |
Data | |
和名 | チリアン・レザーバック・スコーピオン |
体長 | 約40mm |
分布 | チリ中部(コキンボ〜サンティアゴ) |
餌 | 虫 |
解説 |
ヒラタサソリ科(ボスリウス科)の小型種。 光沢が強く、全体的に黄褐色をしている。♂は後腹部が特に大きくなる。 一見、色が濃くなったイスラエル ゴールド スコーピオン(Scorpio maurus palmatus)のようにも見えるが、ヒラタサソリ科特有の幅広く発達した後腹部を持つ。 棲息地の気温は日本よりもやや涼しいくらいなので、関東以南であれば、冬場の加温は必要ないようだ。 ヒラタサソリ科の仲間は小型種が多いが、その割に後腹部が発達し、実にサソリらしい魅力的な種が多い。 |
飼育メモ |
2008年9月23日 低温に強く、加温が必要ないというところに惚れ、本種を注文し、♀が到着した。当初ペア販売だったが、♂の体調が悪いということで、♀単品での購入となった。 忙しく歩き回り、隠れる様子はまったくなく、容器から出ようとばかりしていた。 コオロギを捕食しているところが観察できた。 死亡した。餌は絶やさなかったので飢え死にではなく、原因は不明。 何らかの環境が適していなかったと思われるが、捕食も1度しか観察できなかったり、隠れようともせず始終止まり木の上で過ごしていたことも気になっている。マダラサソリ(Isometrus maculatus)が飼育可能なセットだったことから多湿を好み適さなかったと仮定しても、止まり木の下などの湿気の比較的多い場所には一切行かず通気のよい場所にしかいなかったことからも矛盾する。 |
関連リンク | サソリの魅力 |
PHOTO | |
♀@ (2008.9.23 チリ産/WILD) |
♀A (2008.9.23 チリ産/WILD) |