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オオウスヅマカラスヨトウ
学名:Amphipyra erebina

ライトトラップに飛来した本種(2018.7.14 新潟県)
Data
和名 オオウスヅマカラスヨトウ
開張 32〜52mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 7〜9月
樹液や腐った果実
 幼虫はブナ科(アラカシ),ニレ科(ケヤキ),バラ科(リンゴ,モモ,スモモ,マメザクラ),ブドウ科(ブドウ),グミ科(アキグミ),モクセイ科(ネズミモチ)などの葉を食べる。
解説 カラスヨトウの一種。
前翅の地色は茶色で外横線から外側は淡褐色。前縁沿いの翅頂付近に暗褐色の紋がある。
内横線の外側に円形の淡褐色の紋がある。
標高の高い環境では全体的に淡色になる傾向がある。
海外では朝鮮半島,中国,ロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するAmphipyra属は以下の11種。
和名/学名 分布
シマカラスヨトウ
Amphipyra pyramidea yama
千島列島(南部),北海道,利尻島,本州(中部地方以北)
オオシマカラスヨトウ
Amphipyra monolitha surnia
本州,四国,九州,屋久島
ナンカイカラスヨトウ
Amphipyra horiei
本州,伊豆諸島,四国,九州,奄美大島,徳之島,沖縄島
カラスヨトウ
Amphipyra livida corvina
北海道,本州,四国,九州,屋久島
シロスジカラスヨトウ
Amphipyra tripartita
本州,四国,九州,対馬
オオウスヅマカラスヨトウ
Amphipyra erebina
北海道,本州,四国,九州,対馬
ツマジロカラスヨトウ
Amphipyra schrenckii
北海道,本州,四国,九州
クロシマカラスヨトウ
Amphipyra okinawensis
沖縄島
ユワンカラスヨトウ
Amphipyra sublivida
奄美大島
ムラマツカラスヨトウ
Amphipyra perflua
北海道(東部)
ヤヒコカラスヨトウ
Amphipyra subrigua
本州(新潟県,東京都,岐阜県,岡山県)
 
写真は7月14日の夜、新潟県の標高200m付近に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
 
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