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クリミガ
学名:Cydia kurokoi

外灯に飛来した本種(2012.9.10)
Data
和名 クリミガ
 別名:クリオオシンクイ
開張 18〜23mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 8〜10月
不明
 幼虫はブナ科クリの実を食べる。
解説 栗の害虫として知られるヒメハマキの一種。
前翅は灰白色〜暗色の斑紋があり、前翅外縁付近は黒色の紋がある。
幼虫は栗の実の内部から実を食べて、秋に終齢幼虫になって実から脱出、落ち葉の下や土中の浅い部分で越冬し、翌年の8月下旬に羽化、活動する。
本種の脱出孔は小さい不整形で、同様に栗の実を食べるクリシギゾウムシ(Curculio sikkimensis)の円形をした大きめの脱出孔をしている点で区別できる。
本種の他に栗の実を食べる蛾としてはモモノゴマダラノメイガConogethes punctiferalis)が知られている。
国内に生息するCydia属は20種(目録参照)。

 
写真は9月10日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

幼虫の餌である栗の実
(2012.10.8 静岡県)
 
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