ホーム > チョウ目 > ツトガ科 > ノメイガ亜科
 
モモノゴマダラノメイガ
学名:Conogethes punctiferalis

モモノゴマダラノメイガ(2007.3.14 西表島)
Data
和名 モモノゴマダラノメイガ
開張 21〜27mm
分布 本州,四国,九州,種子島,屋久島,南西諸島(八重山諸島まで)
出現期 5〜8月
花の蜜など
 幼虫はブナ科(クリ,クヌギ),クワ科(イチジク),バラ科(モモ,セイヨウミザクラ,スモモ,アンズ,ウメ,ビワ,ナシ,リンゴ,マルメロ),マメ科(フジ),ミカン科(ウンシュウミカン),トウダイグサ科(トウゴマ,アカメガシワ),ムクロジ科(リュウガン),ブドウ科(ブドウ),アオイ科(ワタ,ハマボウ,フヨウ),ミソハギ科(オオバナサルスベリ),カキノキ科(カキノキ),キク科(ゴボウ,ヒマワリ,キク,シャスターデージー),イネ科(トウモロコシ),ネギ科(タマネギ),アヤメ科(アヤメ,ハナショウブ)の果実や花頭、ブナ科(クヌギ)とウルシ科(ヌルデ)の虫コブなどを食べる。
解説 黄色い地色に無数の黒点があるガ。
普段は葉の裏に止まって隠れている。
綺麗な蛾なのだが、幼虫はモモやクリなどの果実に食い入るため、害虫として有名である。
本種の他に栗の実を食べる蛾としてはクリミガCydia kurokoi)が知られている。
本種と似た種にマツノゴマダラノメイガ(Conogethes pinicolalis)とコモンゴマダラノメイガ(Conogethes parvipunctalis)がいるが、マツノゴマダラノメイガでは黒点が本種よりも大きく明瞭、コモンゴマダラノメイガでは本種より小型で黒点も小さい。
撮影メモ 2007年6月30日に石垣島のバンナ公園で、地面に近い木の葉の裏にいた本種を見つけた。低すぎるため、ファインダーを覗くスペースすらなく撮影は大変だった。
2007年3月の西表島旅行で出会った98種目の生き物。夜、ホテルの外灯に飛来した本種を発見した。非常に活発で飛び回るため、ケース内で撮影した。色取りに背景にハイビスカスの造花を置いてみた。
 
97種目 98種目 99種目
2008年8月18日に、近所の杉林周辺の草の葉の裏に隠れた本種を撮影した。八重山でばかり見ていたが、灯台下暗し、近所にも生息していた。
2017年8月13日に、新潟県の標高200m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影した。1匹が飛来し、いつものより黄色みが強い個体だった。この年の夏は長雨が続く異常気象で、ライトトラップを実施した三晩続けて雨によく降られ、雨が止んだ僅かな時間に撮影した感じだったがそれでも相当数の蛾類が飛来した。
PHOTO

近所の葉の裏に止まっている本種
(2008.8.18)

ライトトラップに飛来した本種
(2017.8.13 新潟県)

石垣島で葉の裏に止まっていた本種@
(2006.6.30 石垣島)

石垣島で葉の裏に止まっていた本種A
(2006.6.30 石垣島)
 
先頭ページへ