キイロスズメバチ | |
学名:Vespa simillima xanthoptera | |
雨水を舐める本種(2019.8.10) |
Data | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | キイロスズメバチ 別名:ケブカスズメバチ,エゾキイロスズメバチ,カメバチ,アカバチ |
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体長 | ♂:約25mm ♀:約24〜26mm 働き蜂:17〜26mm |
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分布 | 北海道,本州,伊豆諸島,佐渡島,四国,九州,対馬,屋久島 | ||||||||||||||||||||||||||
出現期 | 4〜10月 | ||||||||||||||||||||||||||
餌 |
昆虫,樹液,腐った果実,花の蜜 土中に大きな球形の巣を造るが、稀に木のうろや家の壁にも造ることがある。 |
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解説 |
スズメバチの仲間。 他のスズメバチの仲間に比べ、全体的に黄色っぽくやや毛深い。頭頂部は黒色。 気が荒い面があるので、注意が必要。
静岡県の写真は9月6日に山地のクヌギの樹液に来た本種を撮影したもの。モンスズメバチ(Vespa crabro flavofasciata)を撮影していたが、後から来た気の荒い本種にすぐ追い払われてばかりだった。去年は同じ場所で泊まったところ、夜間に本種が1匹だけ襲いかかって来て追い払っても追い払っても猛然と飛び掛ってくるので、危険な為、やむなく地面に叩きつけて踏み潰すことで駆除したが、恐らくは熊と戦ってきた本能なのだろう。 |
PHOTO | |
クヌギの樹液を舐める本種@ (2011.9.6 静岡県) |
クヌギの樹液を舐める本種A (2011.9.6 静岡県) |
チャの花の蜜を食べる本種 (2005.11.26) |
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近似種との相違点 | |
キイロスズメバチ 頭頂の複眼周辺が黒色。 脚は黄褐色。 (2019.8.10) |
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オオスズメバチ 頭頂の複眼周辺が黒色にならない。 脚は大部分が黒色。 頭盾前縁の突起は1対で中央は突出しない(コガタスズメバチとの相違点)(前から見た写真を参照) (2021.9.10) |
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モンスズメバチ 頭頂の複眼周辺が黒色。 腹部第3〜5節の後縁にある黄帯は波状。 (2021.9.25 静岡県) |
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チャイロスズメバチ 頭部は全体的に赤褐色 腹部は全体的に黒褐色。 (2019.8.18) |