モンスズメバチ | |
学名:Vespa crabro flavofasciata | |
クヌギの樹液に来た本種(2023.7.16) |
Data | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | モンスズメバチ | ||||||||||||||||||||||||||
体長 | ♂:約27mm ♀:25〜28mm 働き蜂:19〜28mm |
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分布 | 北海道,本州,佐渡島,四国,九州 | ||||||||||||||||||||||||||
出現期 | 5〜10月 | ||||||||||||||||||||||||||
餌 |
昆虫,樹液,腐った果実 土中に大きな球形の巣を造るが、稀に木のうろや家の壁にも造ることがある。 |
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解説 |
スズメバチの一種。 オオスズメバチより一回り小さく、頭部中央の単眼域に黒い紋があることと、腹部の模様に特徴がある。 巣は、樹木の洞や、民家の天井などに作成することが多いとされる。 国内に生息する本種は日本産亜種で、基亜種は北ヨーロッパからシベリア,樺太に生息している。
静岡県でも林内のクヌギの樹液によく集まっており、ライトトラップにも飛来している。 スズメバチにしては温厚な性格のようで、樹液に来ている本種を撮影していると、後から樹液に来たキイロスズメバチにすぐに追い払われて、どの個体も争うような行動は一切なかった。撮影時はてっきりコガタスズメバチだと思っていたが、図鑑で調べたところ頭部の黒い紋と腹部の模様から本種であることが分かった。 |
PHOTO | |
クヌギの樹液に来た本種 (2023.7.16) |
ライトトラップに飛来した本種@ (2020.9.25 静岡県) |
ライトトラップに飛来した本種A (2020.9.25 静岡県) |
ライトトラップに飛来した本種B (2020.9.26 静岡県) |
クヌギの樹液に来た本種A (2011.9.6 静岡県) |
クヌギの樹液に来た本種B (2011.9.6 静岡県) |
クヌギの樹液に集まる本種 (2011.9.6 静岡県) |
本種(上)とキイロスズメバチ(下) (2011.9.6 静岡県) |
近似種との相違点 | |
モンスズメバチ 頭頂の複眼周辺が黒色。 腹部第3〜5節の後縁にある黄帯は波状。 (2021.9.25 静岡県) |
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オオスズメバチ 頭頂の複眼周辺が黒色にならない。 脚は大部分が黒色。 頭盾前縁の突起は1対で中央は突出しない(コガタスズメバチとの相違点)(前から見た写真を参照) (2021.9.10) |
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キイロスズメバチ 頭頂の複眼周辺が黒色。 脚は黄褐色。 (2019.8.10) |
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チャイロスズメバチ 頭部は全体的に赤褐色 腹部は全体的に黒褐色。 (2019.8.18) |