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フトオビマイコガ
学名:Stathmopoda sp. 1

外灯に飛来した本種(2012.7.14)
Data
和名 フトオビマイコガ
開長 7.3〜14.2mm
分布 本州,四国,九州,対馬
出現期 6〜8月
不明
解説 発達した後脚を立てて止まるニセマイコガ科の一種。
淡黄色に明瞭な暗褐色の模様を持つ。
前翅の斑紋はキイロオビマイコガ(Stathmopoda pedella)に似るが、細い縦筋が長く、形状も若干異なる。更に本種の胸部背面前縁沿いに細い横線がある。
恐らく未記載種。
→ 後に購入した「日本産蛾類標準図鑑III」(学研)でフトオビマイコガと名付けられた未記載種で奥氏が「Stathmopoda sp. 1」として記録した種であることが分かった。
 
国内に生息するStathmopoda属は以下の17種。
和名/学名 分布
オオマイコガ
Stathmopoda stimulata
北海道,本州,四国,九州,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
フトオビマイコガ
Stathmopoda sp. 1
本州,四国,九州,対馬
カキノヘタムシガ
Stathmopoda masinissa
本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,石垣島
リュウキュウカキノヘタムシガ
Stathmopoda maritimicola
野甫島,沖縄島,久米島,宮古島,伊良部島,多良間島,石垣島,西表島,与那国島
キイロマイコガ
Stathmopoda auriferella
本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島(中之島),奄美大島,久米島,伊江島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
カタアカマイコガ
Stathmopoda haematosema
北海道,本州,九州,トカラ列島(中之島)
キイロオビマイコガ
Stathmopoda pedella
北海道,本州,四国
オビマイコガ
Stathmopoda opticaspis
本州,四国,九州,屋久島
リュウキュウオビマイコガ
Stathmopoda sp. 2
沖縄島,石垣島
ムラサキシキブマイコガ
Stathmopoda magnisignata
本州
ウスムラサキシキブマイコガ
Stathmopoda callicarpicola
北海道,本州
ヒメムラサキシキブマイコガ
Stathmopoda gemmiconsuta
本州
ミナミヒメムラサキシキブマイコガ
Stathmopoda luxuriivora
九州(鹿児島県),屋久島,沖縄島,石垣島,西表島
ハンノマイコガ
Stathmopoda flavescens
北海道,本州,四国,九州
モトキマイコガ
Stathmopoda moriutiella
北海道,本州,九州,屋久島
フタオビクロマイコガ
Stathmopoda brachymochla
屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
シロマイコガ
Stathmopoda sp. 3
本州(岩手県)
 
写真は7月14日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。近くに同属のヒメムラサキシキブマイコガStathmopoda gemmiconsuta)も止まっていたが、本種のほうが大きくがっしりした体型だった。定規で測定してみたところ、翅の長さは約6mm、体長は約7mmであった。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種@
(2012.7.14)

自宅の外灯に飛来した本種A
(2012.7.14)

自宅の外灯に飛来した本種B
(2012.7.14)

自宅の外灯に飛来した本種C
(2012.7.14)
 
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