キイロヒトリモドキ | |
学名:Asota egens confinis | |
![]() ライトトラップに飛来した♂(2018.10.29 西表島) |
Data | |||||||||||||
和名 | キイロヒトリモドキ | ||||||||||||
開張 | 58〜60mm | ||||||||||||
分布 | 九州,屋久島,トカラ列島,奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島,南大東島 | ||||||||||||
出現期 | 3〜11月 | ||||||||||||
餌 | 果実の汁や花の蜜 幼虫はクワ科(ガジュマル,イヌビワ,ホソバムクイヌビワ,オオイタビ)の葉を食べる。 |
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解説 |
黄色のヒトリモドキ。 前翅の翅脈は白っぽく、基部に小さい黒紋が複数見られる。 複数の個体を見る限りでは触角は♂では枝の短い櫛歯状、♀では糸状。 九州での発見例は僅かだが、奄美大島以南では普通に産する。 国内の個体は台湾・フィリピンと同じ亜種で、基亜種及び他の亜種はインド〜オーストラリアにかけて分布している。
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撮影メモ | 2007年3月の西表島旅行で出会った104種目の生き物。朝、ホテルの玄関に止まっていた本種を見つけ撮影したもの。
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初めて撮影して以来11年ぶりの7月9日に同じホテルのそばに設置したライトトラップに飛来した。前回はかなり劣化した個体で本種の魅力を伝えるのは難しく残念だったが、今回は複数が飛来し、新鮮な個体を撮影することができた。更に複数の個体を見ることで雌雄の触角の違いもはっきりと確認することができた。 | |||||||||||||
2018年10月に西表島の標高25m付近でのライトトラップでは黒味の強い♂が飛来した。本種の個体数は比較的多いので去年も似た時期にライトトラップしたものの本種についてはスルーしていたが、黒色が出て白色の筋模様が強調されて見ごたえのある個体だった。 |
PHOTO | |
![]() ライトトラップに飛来した♂@ (2017.7.9 西表島) |
![]() ライトトラップに飛来した♂A (2017.7.9 西表島) |
![]() ライトトラップに飛来した♀ (2017.7.11 西表島) |
![]() ホテルの外灯に飛来した♀ (2007.3.15 西表島) |