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ツノアカツノカメムシ
学名:Acanthosoma haemorrhoidale angulatum

ライトトラップに飛来した本種(2019.8.6 山梨県)
Data
和名 ツノアカツノカメムシ
体長 15〜18mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 6〜10月
バラ科(ズミ,イヌザクラ,ナナカマド)などの汁
解説 緑色と赤色が鮮やかなツノカメムシ。
地色は緑色で前胸背の側角から後縁沿いにかけてと、前翅革質部の内側半分と膜質部は赤色をしている。
北海道では普通に見られるが本州以南では比較的稀な種。
ミヤマツノカメムシにやや似るが本種のほうが側角が発達している。
海外では朝鮮半島,ロシア極東部,中国北東部,ヨーロッパに分布し、ヨーロッパ産は基亜種とされる。
 
国内に生息するツノカメムシ属(Acanthosoma)の仲間は以下の9種。
和名/学名 分布
フトハサミツノカメムシ
Acanthosoma crassicaudum
本州,四国,九州
セアカツノカメムシ
Acanthosoma denticaudum
北海道,南千島,本州,四国,九州,対馬,屋久島
エゾツノカメムシ
Acanthosoma expansum
北海道,南千島,本州,四国,九州
ヒメハサミツノカメムシ
Acanthosoma forficula
北海道,本州,四国,九州
オオツノカメムシ
Acanthosoma giganteum
本州,四国,九州
ツノアカツノカメムシ
Acanthosoma haemorrhoidale angulatum
北海道,本州,四国,九州
イシハラハサミツノカメムシ
Acanthosoma ishiharai
本州,四国
ハサミツノカメムシ
Acanthosoma labiduroides
北海道,礼文島,利尻島,南千島,本州,四国,九州
ミヤマツノカメムシ
Acanthosoma spinicolle
北海道,礼文島,利尻島,南千島,本州,四国,九州
 
写真は8月6日の夜1時頃、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。以前同じ場所で飛来しているが撮影できたのは初めてである。
 
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