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オオツノカメムシ
学名:Acanthosoma giganteum

オオツノカメムシ(2008.11.23)
Data
和名 オオツノカメムシ
体長 16〜18mm
分布 本州,四国,九州
出現期 4〜10月
ケンポナシの汁
解説 大型で両肩に赤く鋭い角を持ったツノカメムシ。
体色は緑色で、脚の腿節は黄色、膝節は緑色をしている。
低山地〜山地に生息し、個体数は少ない。
ちなみに本種の学名は「新訂 原色昆虫図鑑V」(北隆館)ではAnaxandra giganteaとして掲載されているが、その後に出版された「日本原色カメムシ図鑑 第3巻」(全国農村教育協会)では第1巻と同様のAcanthosoma giganteumとして掲載されており、諸説あるようだが当ページでは後者に従った。
海外では朝鮮半島,台湾,中国,ベトナム,ラオスに分布している。
 
国内に生息するツノカメムシ属(Acanthosoma)の仲間は以下の9種。
和名/学名 分布
フトハサミツノカメムシ
Acanthosoma crassicaudum
本州,四国,九州
セアカツノカメムシ
Acanthosoma denticaudum
北海道,南千島,本州,四国,九州,対馬,屋久島
エゾツノカメムシ
Acanthosoma expansum
北海道,南千島,本州,四国,九州
ヒメハサミツノカメムシ
Acanthosoma forficula
北海道,本州,四国,九州
オオツノカメムシ
Acanthosoma giganteum
本州,四国,九州
ツノアカツノカメムシ
Acanthosoma haemorrhoidale angulatum
北海道,本州,四国,九州
イシハラハサミツノカメムシ
Acanthosoma ishiharai
本州,四国
ハサミツノカメムシ
Acanthosoma labiduroides
北海道,礼文島,利尻島,南千島,本州,四国,九州
ミヤマツノカメムシ
Acanthosoma spinicolle
北海道,礼文島,利尻島,南千島,本州,四国,九州
 
写真は11月23日に林縁の木製の標識の上を歩いていた本種を撮影したもの。平地だったが、恐らく越冬場所を探していたのだろう。
 
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