ホーム > カメムシ目 > ツノカメムシ科
 
ヒメハサミツノカメムシ
学名:Acanthosoma forficula

ライトトラップに飛来した♂(2014.7.27 静岡県)
Data
和名 ヒメハサミツノカメムシ
体長 約15mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 5〜10月
ミズキ,サンショウ,ウコギ,ツタウルシなどの植物の汁
解説 赤く大きな鋏を持つカメムシ。
尻部に鋏があるのは♂で、交尾の際、♀を挟んで逃がさないようにすることができる。
胸部の左右はオレンジ色をしている。
同属のハサミツノカメムシとよく似ているが、やや大きく赤い鋏はまっすぐ並行に伸びるのに対し、本種はやや小さく赤い鋏はハの字状にやや開いていることで区別できる。
海外では朝鮮半島,シベリア東部に分布している。
 
国内に生息するツノカメムシ属(Acanthosoma)の仲間は以下の9種。
和名/学名 分布
フトハサミツノカメムシ
Acanthosoma crassicaudum
本州,四国,九州
セアカツノカメムシ
Acanthosoma denticaudum
北海道,南千島,本州,四国,九州,対馬,屋久島
エゾツノカメムシ
Acanthosoma expansum
北海道,南千島,本州,四国,九州
ヒメハサミツノカメムシ
Acanthosoma forficula
北海道,本州,四国,九州
オオツノカメムシ
Acanthosoma giganteum
本州,四国,九州
ツノアカツノカメムシ
Acanthosoma haemorrhoidale angulatum
北海道,本州,四国,九州
イシハラハサミツノカメムシ
Acanthosoma ishiharai
本州,四国
ハサミツノカメムシ
Acanthosoma labiduroides
北海道,礼文島,利尻島,南千島,本州,四国,九州
ミヤマツノカメムシ
Acanthosoma spinicolle
北海道,礼文島,利尻島,南千島,本州,四国,九州
 
トップの写真は7月27日の夜0時頃、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。
PHOTO

♂@
(2007.11.18)

♂A
(2007.11.18)
 
先頭ページへ