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オオマダラウワバ
学名:Abrostola major

ライトトラップに飛来した本種(2016.4.9)
Data
和名 オオマダラウワバ
開張 ♂:33〜36mm
♀:約39mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 4〜5,7〜9月
花の蜜
 幼虫の食草は不明。
解説 キンウワバ亜科のマダラウワバ族の一種。
前翅は黒褐色で内横線は黒色で弧を描き、内側沿いは赤褐色の縁取りがある。
前翅根元から胸部にかけては淡褐色。
亜外横線は白色で後縁沿いは明瞭だが、途中から途切れ白斑状となる。
海外では朝鮮半島,中国に分布している。
 
本属の内、特に3種については大変酷似しており同定には注意が必要な為、以下に本種を含む4種の特徴を明記する。
・オオマダラウワバAbrostola major
@内横線
 黒色ではっきりしており、内側沿いは赤褐色の縁取りがある。 ※エゾマダラウワバよりやや赤みが強い
 前縁付近(R-stem)から後縁にかけて翅脈間の湾曲が弱い。
A亜外横線
 後縁付近は明瞭だが途中から不明瞭。
B腎状紋と外横線の間も地色と同様に暗色。
C生息域
 平地に多く、寒冷地では少ない。

・エゾマダラウワバAbrostola ussuriensis
@内横線
 黒色ではっきりしており、内側沿いは赤褐色の縁取りがある。
 前縁付近(R-stem)から後縁にかけて翅脈間の湾曲が弱い。
A亜外横線
 後縁付近は明瞭だが途中で途切れる。白斑が目立つ。
B腎状紋と外横線の間は淡色。
C生息域
 寒冷地を好む。本州では山地性。

ミヤママダラウワバAbrostola pacifica
@内横線
 黒色ではっきりしており、内側沿いは赤褐色の縁取りがある。
 前縁付近(R-stem)から後縁にかけて翅脈間の湾曲が弱い。
A亜外横線
 白色で波状、後縁付近は明瞭だが途中から細く不明瞭。
B腎状紋と外横線の間は淡色。
C生息域
 寒冷地を好む。本州では山地性。

ウスグロマダラウワバAbrostola sugii
@内横線
 全体的に暗く、赤褐色の縁取りも不明瞭。
 前縁付近(R-stem)から後縁にかけて翅脈間の湾曲が強い。
A亜外横線
 後縁付近は明瞭、前縁まで続いていることが多い。
B腎状紋と外横線の間は淡色。
C生息域
 暖地を好む。
 
国内に生息するAbrostola属は以下の6種。
和名/学名 分布
イラクサマダラウワバ
Abrostola triplasia
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島
オオマダラウワバ
Abrostola major major
北海道,本州,四国,九州,対馬
ミヤママダラウワバ
Abrostola pacifica
国後島,北海道,本州
ユミガタマダラウワバ
Abrostola abrostolina
本州,四国,九州,対馬
エゾマダラウワバ
Abrostola ussuriensis
北海道,本州
ウスグロマダラウワバ
Abrostola sugii
本州(関東地方以南),四国,九州
 
写真は4月9日の夜、近所の林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。マルモンシャチホコを反転させたような初めて見る蛾に感激した。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2016.4.9)

ライトトラップに飛来した本種A
(2016.4.9)

ライトトラップに飛来した本種B
(2016.4.10)
 
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