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ヒトツメオオシロヒメシャク
学名:Problepsis superans superans

ライトトラップに飛来した本種(2015.8.12 山梨県)
Data
和名 ヒトツメオオシロヒメシャク
開張 46〜48mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 6〜8月
花の蜜
 幼虫はモクセイ科(イボタノキ,アオダモ)の葉を食べる。
解説 日本最大のヒメシャク。
白地に特大の目玉模様を持つ。
翅の外縁沿いは灰色の斑紋がある。
外横線はぼんやりと黄ばむ程度で不明瞭。
クロスジオオシロヒメシャクに似るが、開張は約40mmと本種より小さく、後翅の環状紋と外横線との間が離れているのに対し、本種は大型で後翅の環状紋と外横線は接する。
日本産は基亜種で、海外では別亜種が台湾,朝鮮半島,シベリア〜チベットまで分布している。
 
国内に生息するProblepsis属は以下の5種。
和名/学名 分布
フタツメオオシロヒメシャク
Problepsis albidior matsumurai
本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島(悪石島),奄美大島,沖永良部島,沖縄島,久米島,宮古島,石垣島,西表島
ツシマオオシロヒメシャク
Problepsis eucircota
本州(山口県),対馬
ウススジオオシロヒメシャク
Problepsis plagiata
北海道,本州,四国,九州,対馬
クロスジオオシロヒメシャク
Problepsis diazoma
本州,四国,九州,種子島
ヒトツメオオシロヒメシャク
Problepsis superans superans
北海道,本州,四国,九州,対馬
 
写真は8月12日の夜0時過ぎ、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。目玉模様を持つ種類は複数いるがその中でも本種は特に立派で見たかった蛾のひとつだったので感無量だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.8.12 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種A
左上はバラシロエダシャク、左中央はチャオビオエダシャク、下はマツオオエダシャク
(2015.8.12 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種B
左下にはヨコジマナミシャクヒメキホソバがいる。
(2015.8.12 山梨県)
 
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