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シタキドクガ
学名:Calliteara taiwana aurifera

ライトトラップに飛来した♂(2016.4.23)
Data
和名 シタキドクガ
開張 ♂:45〜55mm
♀:67〜80mm
分布 本州,四国,九州,屋久島,奄美大島,沖縄島
出現期 5〜6,8〜10月
無し
 幼虫はブナ科(クヌギ,アベマキ,アカガシ)の葉を食べる。
解説 ドクガの一種。
前翅は白色と暗褐色の鱗粉が混ざる。
後翅は黄褐色で和名の由来となっている。
触角は櫛歯状だが♀の枝は短い。
ドクガの中では大きめで特に♀は大型になる。
海外では台湾と中国に分布し、台湾産が基亜種となっている。
 
国内に生息するCalliteara属は以下の6種(3亜種)。
和名/学名 分布
スギドクガ
Calliteara argentata
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
リンゴドクガ
Calliteara pseudabietis pseudabietis
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
リンゴドクガ(亜種 modesta)
Calliteara pseudabietis modesta
対馬?
アカヒゲドクガ
Calliteara lunulata lunulata
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
アカヒゲドクガ(南西諸島亜種)
Calliteara lunulata takamukuana
沖縄島,石垣島,西表島
ウスジロドクガ
Calliteara virginea
本州
スズキドクガ
Calliteara conjuncta
本州,四国,対馬
シタキドクガ
Calliteara taiwana aurifera
本州(関東地方以西),四国,九州,屋久島,奄美大島,沖縄島
 
トップの写真は4月23日の夜3時半頃、近所の林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。30分くらい前にライトトラップの周りをかなりの速さで飛び回っていたがようやくシート下部に止まってじっとしていた。黄色い後翅も見ることができた。
同年5月15日に神奈川県南部の標高100m付近の林内でライトトラップしたところ、深夜3時過ぎに2匹の♂が飛来した。3時台が主に活動する時間帯らしい。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
神奈川県南部の標高100m付近で撮影。
(2016.5.15)

ライトトラップに飛来した♂A
(2016.5.15)

ライトトラップに飛来した♂B
(2016.4.23)

ライトトラップに飛来した♂C
(2016.4.23)

ライトトラップに飛来した♂D
(2016.4.23)

ライトトラップに飛来した♂E
(2016.4.23)
 
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