アカヒゲドクガ | |
学名:Calliteara lunulata lunulata | |
ライトトラップに飛来した♂(2021.8.5 岩手県) |
Data | |||||||||||||||||||
和名 | アカヒゲドクガ | ||||||||||||||||||
開張 | ♂:約51〜55mm ♀:約65〜70mm |
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分布 | 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島 | ||||||||||||||||||
出現期 | 4〜8月 | ||||||||||||||||||
餌 | 無し 幼虫はブナ科(クヌギ,コナラ,クリ,カシワ)の葉を食べる。 |
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解説 |
ドクガの一種。 前翅は灰白色で前縁前方に縦長の楕円形の環状紋がある。 季節型があり、春型の♂の内横線は不明瞭、夏型は小型で地色がやや暗いなどの違いがある。 リンゴドクガの♀に似るが、リンゴドクガの内横線は前縁から後縁にかけて伸び、前翅外縁沿いの縁毛が白黒の点線状であるのに対し、本種では内横線が前縁付近のみで縁毛に斑紋がないことで区別できる。 沖縄以南の個体ははっきりとした季節型がなく地色も暗灰色をしているため台湾と同じ亜種(takamukuana)とされている。 海外では朝鮮半島,中国,ロシア南東部,台湾に生息している。
♀の写真は8月11日の夜、新潟県の標高200m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来したもの。前翅の内横線が不明瞭だがその他の特徴から本種と判断した。 |
PHOTO | |
ライトトラップに飛来した♂ (2021.8.5 岩手県) |
ライトトラップに飛来した♀ (2017.8.11 新潟県) |