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ソトウスグロアツバ
学名:Hydrillodes lentalis

ホテルの外灯に飛来した本種(2007.3.12 西表島)
Data
和名 ソトウスグロアツバ
 別名:ソトウスモンアツバ
開張 24〜28mm
分布 本州,四国,九州,南西諸島
出現期 4〜10月
不明
 幼虫は枯葉を食べる。
解説 暗褐色の翅に太い褐色の横帯が特徴的なアツバ。
帯の縁は二重。
八重山諸島では、3月に出現する本種は大型で次第に小型化していくとされる。
海外では台湾,中国,インド,スリランカ,東南アジア,オーストラリアまで広く分布している。
 
国内に生息するHydrillodes属は以下の4種。
和名/学名 分布
ヒロオビウスグロアツバ
Hydrillodes morosa
北海道,本州,四国,九州
マルバネウスグロアツバ
Hydrillodes pacificus
本州(関東地方南部以西),四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島,沖縄島
ハネブタアツバ
Hydrillodes uenoi
西表島
ソトウスグロアツバ
Hydrillodes lentalis
本州,四国,九州,対馬,南西諸島
撮影メモ 自宅では10月16日の夜に、玄関の灯りに飛んで来て家の中に入り込んでしまった本種を撮影している。
2007年3月の西表島旅行で出会った39種目の生き物。夜、ホテルの明かりに飛来したものだが、太い横帯模様が非常に明るくはっきりしているので別種かと思ったが、他に似た種もなく本種の個体差によるものらしい。
林縁のクワズイモの葉の上に止まっていた個体はやや大きく、印象が異なっていたので別種かと思われたが、「日本産蛾類標準図鑑U」によると、八重山諸島では3月に出現する個体が大型で次第に小型化していくとされており、本種であることが分かった。
 
38種目 39種目 40種目
PHOTO

外灯に飛来した個体@
(2006.6.14)

外灯に飛来した個体A
(2006.6.14)

大型個体
(2007.3.14 西表島)

西表島の外灯に飛来した個体
(2007.3.12 西表島)
 
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