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クロスジアツバ
学名:Herminia grisealis

ライトトラップに飛来した本種(2018.8.13 八丈島)
Data
和名 クロスジアツバ
開張 17〜25mm
分布 千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島
出現期 4〜9月
樹液など
 幼虫は広葉樹の枯葉を食べる。
解説 長い鼻のような下唇鬚が特徴的なクルマアツバの一種。
地色は淡褐色で、3本の横線と腎状紋は暗褐色で明瞭。
外横線は腎状紋近くで大きく湾曲、内横線はほぼ直線。
日本産蛾類標準図鑑によるとチョッキリ類が作った揺籃を食べることもあるそうだ。
海外ではサハリン,台湾,朝鮮半島南部,中国,ロシア南東部〜ヨーロッパに分布している。
 
国内に生息するHerminia属は以下の10種。
和名/学名 分布
トビスジアツバ
Herminia tarsicrinalis
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬
キタミスジアツバ
Herminia stramentacealis
北海道,本州(東北地方)
ウスキミスジアツバ
Herminia arenosa
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬
フシキアツバ
Herminia dolosa
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州
シラナミアツバ
Herminia innocens
北海道(南部),本州,四国,九州,対馬
フサハラアツバ
Herminia ryukyuensis
南西諸島
クロスジアツバ
Herminia grisealis
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島
ヒメナミアツバ
Herminia kurokoi
沖縄島,八重山列島
ヨスジカバイロアツバ
Herminia robiginosa
千島列島(南部),北海道,本州(東北地方北部)
タイワンシラナミアツバ
Herminia decipiens
奄美大島
 
トップの写真は8月13日の夜、八丈島の雑木林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2018.8.12 八丈島)

ライトトラップに飛来した本種A
標高600m付近で撮影。
(2015.5.5 静岡県)

自宅の外灯に飛来した本種
(2009.4.12)
 
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