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ウスキミスジアツバ
学名:Herminia arenosa

ライトトラップに飛来した♂(2018.5.24)
Data
和名 ウスキミスジアツバ
開張 19〜27mm
分布 千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 4〜10月
樹液など
 幼虫は広葉樹の枯葉を食べる。
解説 アツバの一種。
前翅の地色は淡褐色で、3本の明瞭な横線がある。内横線はまっすぐで前縁沿いで強く角ばる。
外横線は横脈紋沿いで大きく外側に湾曲する。
亜外横線は翅頂付近には到達せず前縁側まで伸びる。
♂の触角は繊毛状、♀では微毛状。
海外では朝鮮半島,ロシア東南部に分布している。
 
国内に生息するHerminia属は以下の10種。
和名/学名 分布
トビスジアツバ
Herminia tarsicrinalis
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬
キタミスジアツバ
Herminia stramentacealis
北海道,本州(東北地方)
ウスキミスジアツバ
Herminia arenosa
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬
フシキアツバ
Herminia dolosa
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州
シラナミアツバ
Herminia innocens
北海道(南部),本州,四国,九州,対馬
フサハラアツバ
Herminia ryukyuensis
南西諸島
クロスジアツバ
Herminia grisealis
千島列島(南部),北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島
ヒメナミアツバ
Herminia kurokoi
沖縄島,八重山列島
ヨスジカバイロアツバ
Herminia robiginosa
千島列島(南部),北海道,本州(東北地方北部)
タイワンシラナミアツバ
Herminia decipiens
奄美大島
 
トップの写真は5月24日の夜、近所の林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。埼玉県の標高90m付近でのライトトラップにも飛来している。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
(2017.5.28 埼玉県)

♂の触角
繊毛状であることで♀と区別できる。
(2018.5.24)
 
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