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ミズムシ
学名:Asellus hilgendorfi

ミズムシ(2008.9.15)
Data
和名 ミズムシ
体長 約10mm
分布 日本全土
出現期 一年中
藻類,枯れ葉など
解説 淡水に生息する水生のワラジムシの一種。
水虫と言ってもあの水虫ではない。
川や沼に普通に生息している。汚染に強く、富栄養化が進んだ汚れた水域では大量繁殖し易い。
本種はワラジムシPorecellio scaber)やフナムシLigia exotica)と近縁な種だが、淡水に棲むのは本種だけである。
魚類やエビなどを飼育していると、水草などに付いてきて、水槽内で勝手に繁殖することもある。
熱帯魚などを飼育されている愛好家の間ではゲジという愛称で親しまれて?いるが、本来のゲジThereuonema tuberculata)とはまったく違う生物である。
♂は♀よりも大きく、♀を抱え込むようにして保護していることが多い。
卵もワラジムシの仲間と同様に腹部で保護する。
近縁種に海に生息するウミミズムシ(Laniropsis longiantennata)がいる。
 
写真は2年前に川で採集した本種を繁殖させた個体を撮影したもの。今では庭のロックポンドでミナミヌマエビNeocaridina denticulata denticulata)と共に多数繁殖しており、水生昆虫などの生き餌として重宝している。
PHOTO

ミズムシ@
(2008.9.15)

ミズムシA
(2008.9.15)

♂@
(2008.4.24)

♂A
(2008.4.24)

ペア@
(2008.4.25)

ペア(右)と幼生
♂は♀を抱え込むように保護している。
(2008.4.24)

ペアA
♀は隠れて見えない。
(2008.4.24)

ペアB
(2008.4.24)

裏から見たペア
(2008.4.24)

抱卵した♀@
(2008.4.24)

抱卵した♀A
(2008.4.24)

抱卵した♀B
卵のう内をよく見ると、幼生の眼が確認できる。
(2008.4.24)

水槽内の本種@
川で採集した個体。
(2006.5.1)

水槽内の本種A
(2006.5.1)

水槽内の本種B
(2008.4.24)

水槽内の本種C
(2006.5.3)

体色の異なる個体
(2008.4.24)
 
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