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アオズムカデ
学名:Scolopendra japonica

アオズムカデ(2007.6.10)
Data
和名 アオズムカデ
体長 75〜100mm
分布 本州,四国,九州
出現期 4〜10月
昆虫
解説 緑味を帯びたオオムカデ。
本種の特徴は頭部と胴体が同じ色をしている点である。
頭部と胴体は暗緑色をしており、脚は黄褐色と赤色をしている2タイプがあり、脚先付近は緑色がかる。
掲示板でもも氏から、本亜種は80年代後半に種に昇格したとの情報を頂いた。基本的には参考文献に従っているが確かに2の亜種が同じ環境で混生しているのは疑問であったのでScolopendra subspinipes japonicaとしていた学名を変更した。
 
日本に生息するScolopendra属の仲間は以下の3種(2亜種)
和名/学名 分布
オオムカデ
Scolopendra subspinipes subspinipes
南西諸島
トビズムカデ
Scolopendra subspinipes mutilans
本州,四国,九州,トカラ列島,奄美大島,沖縄島
アオズムカデ
Scolopendra japonica
本州,四国,九州
タイワンオオムカデ
Scolopendra morsitans
沖縄島,南大東島,北大東島,八重山諸島
 
トップの写真は6月10日に庭の倒木の下から出てきたもの。かなりの大型で、脚が赤いタイプだった。抱卵の写真は7月28日にヤエヤママルバネクワガタの産卵用にと近所のお寺の空き地に放置されていた手で簡単に崩れるほどに赤枯れした倒木の一部を持ち帰ったところ、中から抱卵した♀が出てきた。害虫ではあるが卵を守ろうとする♀を駆除する気にもなれず庭の隅に置いてあげることにした。
PHOTO

畑周辺の茂みの葉上にいた個体
この個体も成体だがさほど大きくなかった。
(2007.4.1)

幼体のアップ
単眼が確認できる。
(2007.10.28)

抱卵中の♀@
朽木の中にいた。
(2019.7.28)

抱卵中の♀A
(2019.7.28)

抱卵中の♀B
(2019.7.28)
 
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