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アズチグモ
学名:Thomisus labefactus

ネコハエトリを食べる♀(2006.8.13)
Data
和名 アズチグモ
 別名:ウスジロアズチグモ
体長 ♂:2.2〜3.5mm
♀:6.0〜8.6mm
分布 本州,四国,九州
出現期 6〜9月
昆虫
解説 サングラスをかけたハナグモと言った感じのカニクモ。
前胸部前方に特徴的な褐色部がある。
体色や斑紋には個体変異が多く、白地に褐色の斑紋がある斑紋型や、黄色の地に斑紋のある黄色斑紋型などがある。
♀は全身白色か黄白色だが、♂は茶褐色をしている。
ハナグモと同様、花のそばで花に来る昆虫を捕食する。
アズチグモの仲間は体長の数倍もある蝶や蛾も捕食することも多い。
 
国内に生息するアズチグモ属(Thomisus)は以下の3種。
和名/学名 分布
アズチグモ
Thomisus labefactus
本州,四国,九州
アマミアズチグモ
Thomisus kitamurai
琉球列島
オキナワアズチグモ
Thomisus okinawensis
琉球列島
 
トップの写真は8月13日に小川沿いの柵でネコハエトリを捕食中の♀を撮影したもの。その他にも自分よりも大きい様々な昆虫を捕食しているところを見かける。
PHOTO

ビーティングで得られた黄色斑紋型の♀@
(2023.9.2)

ビーティングで得られた黄色斑紋型の♀A
(2023.9.2)

ビーティングで得られた黄色斑紋型の♀B
(2023.9.2)

ビーティングで得られた黄色斑紋型の♀C
(2023.9.2)

大型の♀
腹部に2対の黒紋がある個体。
(2007.8.11)

アズチグモ@
(2006.8.13)

アズチグモA
自宅の庭の植木の葉上にいた。
(2006.7.17)

黄色い体色のアズチグモ
(2006.8.13)

アカタテハを捕食する斑紋型の♀@
一見アカタテハが止まっているように見えるが腹部をよく見ると・・・。
(2009.8.29)

アカタテハを捕食する斑紋型の♀A
(2009.8.29)

アカタテハを捕食する斑紋型の♀B
(2009.8.29)

ライトトラップに飛来した羽アリを捕食する♂@
(2015.7.26)

ライトトラップに飛来した羽アリを捕食する♂@
(2015.7.26)

幼体@
体長3mmほどの大変小さな幼体
(2007.2.10)
 
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