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ハナグモ
学名:Ebrechtella tricuspidata

♀(2009.4.12)
Data
和名 ハナグモ
体長 ♂:3〜4mm
♀:6mm
分布 北海道,本州,四国,九州,南西諸島
出現期 4〜10月
昆虫
解説 ハナグモ科の代表種。
花の近くによく見られ、花に集まる虫を捕食している。
幼体では全身緑色だが、成体では腹背に褐色の斑紋が見られる。
♂では頭胸部および脚は赤褐色で腹部の中央付近が緑色になるが、♀では頭胸部および脚は緑色で腹部は白っぽい。
近似種にコハナグモがあるが、小型で腹背に2,3対の斑紋がある。
古くはMisumenops tricuspidatusという学名が使用されていた。
国内に生息するハナグモ属(Ebrechtella)は本種のみ。
 
トップの写真は、4月12日にコナラの葉上で♂を捕食していた♀を採取して撮影したもの。高い葉の上にいたので、捕食中の写真は撮れなかった為、葉を取ったところ♂は落ちてしまった。雌雄共に3つの紋があるタイプだった。
PHOTO

♂@
♂では頭胸部および足が赤褐色になる。
チャの木の腐ったつぼみに止まっていた。
(2006.3.25)

レンギョウの花上でコシマハバチを捕らえた♂
小川付近にはハバチ類が多数飛び交っており、そばに咲いている黄色い花で複数の本種が待ち構えていた。
(2006.4.1)

セイタカアワダチソウの花で獲物を待つ♂@
(2008.10.12)

セイタカアワダチソウの花で獲物を待つ♂A
(2008.10.12)

セイタカアワダチソウの花で獲物を待つ♂B
※ フラッシュバージョン
(2008.10.12)

セイタカアワダチソウの花で獲物を待つ♂C
(2008.10.12)

セイタカアワダチソウの花で獲物を待つ♂D
(2008.10.12)

♀@
腹部の模様には個体変異が多い。
(2006.4.9)

♀A
(2006.4.28)
 
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