ホーム > チョウ目 > ヤガ科 > ツマキリヨトウ亜科
 
マダラツマキリヨトウ
学名:Callopistria repleta

ライトトラップに飛来した本種(2015.9.6)
Data
和名 マダラツマキリヨトウ
開張 29〜34mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
出現期 6〜8月
不明
 幼虫はチャセンシダ科(コタニワタリ),コバノイシカグマ科(ワラビ),オシダ科(ベニシダ,オニヤブソテツ,イノデ),ヒメシダ科(ヒメワラビ)の葉を食べる。
解説 ツマキリヨトウの一種。
触角は中央付近で2回屈曲する。
脚に毛が生えており、中脚は特に毛深い。
前翅の内・外横線は本属としては直線的。
同属には本種に酷似したミナミツマキリヨトウがおり、正確な同定には交尾器で同定する必要がある。
海外では千島列島(南部),サハリン,台湾,朝鮮半島,中国,ロシア南東部,ベトナム,マレーシア,ネパール,インド,パキスタン,インドネシアに分布している。
 
国内に生息するCallopistria属は以下の14種。
和名/学名 分布
ムラサキツマキリヨトウ
Callopistria juventina
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島,石垣島,西表島
ヒメツマキリヨトウ
Callopistria duplicans
本州(宮城県以南),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
マダラツマキリヨトウ
Callopistria repleta
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ミナミツマキリヨトウ
Callopistria nobilior
本州(関東地方以西),伊豆諸島(御蔵島,八丈島),四国,九州,沖縄島,石垣島,西表島
ナカウスツマキリヨトウ
Callopistria m. maillaridi
小笠原諸島(父島,母島,兄島,南硫黄島),四国,九州,屋久島,南西諸島
アミメツマキリヨトウ
Callopistria aethiops
本州(関東地方以西),伊豆諸島(八丈島以北),小笠原諸島(母島),四国,九州,屋久島,奄美大島,石垣島,西表島
シロスジツマキリヨトウ
Callopistria albolineola
北海道,本州,四国,九州,対馬
キスジツマキリヨトウ
Callopistria japonibia
本州,伊豆諸島(八丈島以北),四国,九州,対馬,屋久島,口永良部島
クロキスジツマキリヨトウ
Callopistria rivularis
対馬,屋久島,沖縄島,奄美大島,西表島
コガタツマキリヨトウ
Callopistria pulchrilinea
本州(関東地方以西),四国,九州,屋久島
ネボシツマキリヨトウ
Callopistria guttulalis
石垣島,西表島
アヤナミツマキリヨトウ
Callopistria placodoides
本州,四国,九州,屋久島,奄美大島
ギンツマキリヨトウ
Callopistria argyrosticta
北海道,本州(近畿地方伊東)
ムニンツマキリヨトウ
Callopistria ogasawaraensis
小笠原諸島(母島,父島)
 
写真は9月6日の夜0時頃、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.9.6)

ライトトラップに飛来した本種A
(2015.9.6)

ライトトラップに飛来した本種B
(2015.9.6)
 
先頭ページへ