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キスジツマキリヨトウ
学名:Callopistria japonibia

キスジツマキリヨトウ(2008.9.7)
Data
和名 キスジツマキリヨトウ
開張 24〜26mm
分布 本州,伊豆諸島(八丈島以北),四国,九州,対馬,屋久島,口永良部島
出現期 6〜9月
不明
 幼虫はイモノトソウ科(イノモトソウ,タチシノブ),コバノイシカグマ科(イワヒメワラビ,フモトシダ,イシカグマ),オシダ科(イノデ,リョウメンシダ)の葉を食べる。
解説 茶褐色に明瞭な筋や紋模様があるツマキリヨトウの仲間。
黒い縁取りのある白い横線が2本あり、更にその周囲がピンク色になっている。
同属にムラサキツマキリヨトウがいるが、本種のほうが小さいことと、腎状紋の下に白い紋があることで区別できる。
幼虫は、マダラツマキリヨトウと酷似しており、外見上は見分けがつかない。
海外では台湾,朝鮮半島に分布している。
 
国内に生息するCallopistria属は以下の14種。
和名/学名 分布
ムラサキツマキリヨトウ
Callopistria juventina
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島,石垣島,西表島
ヒメツマキリヨトウ
Callopistria duplicans
本州(宮城県以南),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
マダラツマキリヨトウ
Callopistria repleta
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ミナミツマキリヨトウ
Callopistria nobilior
本州(関東地方以西),伊豆諸島(御蔵島,八丈島),四国,九州,沖縄島,石垣島,西表島
ナカウスツマキリヨトウ
Callopistria m. maillaridi
小笠原諸島(父島,母島,兄島,南硫黄島),四国,九州,屋久島,南西諸島
アミメツマキリヨトウ
Callopistria aethiops
本州(関東地方以西),伊豆諸島(八丈島以北),小笠原諸島(母島),四国,九州,屋久島,奄美大島,石垣島,西表島
シロスジツマキリヨトウ
Callopistria albolineola
北海道,本州,四国,九州,対馬
キスジツマキリヨトウ
Callopistria japonibia
本州,伊豆諸島(八丈島以北),四国,九州,対馬,屋久島,口永良部島
クロキスジツマキリヨトウ
Callopistria rivularis
対馬,屋久島,沖縄島,奄美大島,西表島
コガタツマキリヨトウ
Callopistria pulchrilinea
本州(関東地方以西),四国,九州,屋久島
ネボシツマキリヨトウ
Callopistria guttulalis
石垣島,西表島
アヤナミツマキリヨトウ
Callopistria placodoides
本州,四国,九州,屋久島,奄美大島
ギンツマキリヨトウ
Callopistria argyrosticta
北海道,本州(近畿地方伊東)
ムニンツマキリヨトウ
Callopistria ogasawaraensis
小笠原諸島(母島,父島)
 
トップの写真は9月7日に自宅近くの杉林の林縁にいた本種を撮影したもの。
幼虫は自宅近くの杉林の林縁に生えるイワヒメワラビの葉上にいたもの。トップの成虫も同じ場所で発見している。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した個体@
(2015.5.17)

自宅の外灯に飛来した個体A
(2007.8.7)

イワヒメワラビ上の幼虫
(2009.6.27)
ムラサキツマキリヨトウとの相違点

キスジツマキリヨトウ
腎状紋の下に白い紋がある。
本種のほうが小さい。
(2007.8.7)

ムラサキツマキリヨトウ
腎状紋の下に白い紋がない。
やや大きい。
(2007.3.14 西表島)
 
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