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セグロベニトゲアシガ
学名:Atkinsonia ignipicta

ビーティングで得られた個体(2020.5.5)
Data
和名 セグロベニトゲアシガ
開長 10.8〜16.2mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 5〜8月
不明
 幼虫はササ類に寄生するタケノアブラムシなど葉を食べる。
解説 発達した後脚を立てて止まるニセマイコガ科の一種。
体色は黒褐色で、前翅の前縁沿いから翅頂にかけて赤色。
幼虫は蛾類の仲間では珍しい肉食性で、ササ類に集まるアブラムシを捕食する。
海外では朝鮮半島南部,中国に分布している。
 
トップの写真は5月5日に近所の林道でアズマネザサをビーティングして得られた本種を撮影したもの。以前、山梨県で撮影した個体より色鮮やかだった。というよりも通常このような色彩だが、山梨県では標高が高いからなのか食草が異なるからなのかキスジホソマダラもボロボロではないのに色褪せた個体しか見られなかった。
山梨県での写真は8月5日に標高1,600m付近のクマザサ上に止まっていた本種を撮影したもの。図鑑で調べてみるとゴイシシジミと同様にたまたまクマザサに止まっていたわけではないことが分かった。本種も♀であれば産卵していたのかもしれない。
PHOTO

ビーティングで得られた個体
アズマネザサにいた。
(2020.5.5)

クマザサ上の本種@
(2019.8.5 山梨県)

クマザサ上の本種A
(2019.8.5 山梨県)

クマザサ上の本種B
(2019.8.5 山梨県)
 
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