ホーム > チョウ目 > シジミチョウ科 > カニアシシジミ亜科
 
ゴイシシジミ
学名:Taraka hamada hamada

クマザサ上の♀(2019.8.6 山梨県)
Data
和名 ゴイシシジミ
前翅長 10〜17mm
分布 北海道(南部),本州,佐渡島,隠岐,淡路島,四国,九州,対馬,平戸島
出現期 5〜10月
タケ・ササ類に寄生するアブラムシ(ササコナフキツノアブラムシやタケノアブラムシなど)の蜜
 幼虫は同様のアブラムシを捕食する。
解説 黒い碁石を思わせる斑紋のあるシジミチョウ。
翅の裏面は白地に碁石状の斑紋がある。翅の表は全体的に黒褐色で前翅中央付近に白斑が出る個体もある。
♀は前翅の外縁が♂よりも丸みを帯びるため、識別点となる。
成虫幼虫共にタケ・ササ類に寄生するアブラムシに依存する特殊な生態をしている。
国産のものは基亜種で複数の別亜種が海外に広く分布している。
 
写真は8月6日に山梨県の標高1,500m付近の登山道沿いのクマザサに付いたアブラムシの蜜を吸う蜜を吸う本種を撮影したもの。ライトトラップの場所を下見しておこうと14時半頃に登山道を下っていると、しきりに一か所でホバリングしているシジミチョウがいるので止まるのを待って見ていたらクマザサの葉の裏にびっしりと付いたアブラムシのそばに止まり、蜜を吸っていた。
PHOTO

クマザサに付いたアブラムシの蜜を吸う♀
(2019.8.6 山梨県)
 
先頭ページへ