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ムラサキヒメクチバ
学名:Mecodina subviolacea

日中に林道にいた個体(2018.8.12 八丈島)
Data
和名 ムラサキヒメクチバ
開張 約29mm
分布 本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,屋久島
 ※八丈島は分布域に含まれていなかったが、当サイトで写真の個体を確認したため含めた。
出現期 5〜9月
果実
 幼虫はキョウチクトウ科(テイカカズラ)の葉を食べる。
解説 シャクドウクチバ族の一種。
前翅の地色は紫褐色で中央に太い暗褐色の横帯がある。
近似種のカバフヒメクチバに似るが、カバフヒメクチバは大型で、内横線外側に黒点があるのに対し、本種では小型で、内横線外側に黒点がないなどの違いがある。
海外では朝鮮半島,中国、インドに分布している。
 
国内に生息するMecodina属は以下の9種。
和名/学名 分布
ムラサキヒメクチバ
Mecodina subviolacea
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,屋久島
カバフヒメクチバ
Mecodina cineracea
本州,四国,九州,対馬,屋久島
イナズマヒメクチバ
Mecodina albodentata
四国(高知県足摺岬),九州,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
シャクドウクチバ
Mecodina nubiferalis
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,屋久島
フトオビシャクドウクチバ
Mecodina fasciata
石垣島,西表島
アマミシャクドウクチバ
Mecodina sugii
奄美大島
ウラモンシロクチバ
Mecodina abactalis
沖縄島
オキナワマエモンヒメクチバ
Mecodina kurosawai
沖縄島
ヒゲナガヒメクチバ
Mecodina praecipua
西表島
 
トップの写真は8月13日に八丈島の林道にいた本種を撮影したもの。図鑑では八丈島は分布域に含まれていないので初記録かもしれない。下の写真は5月20日の夜、玄関の灯りに飛来した本種を採集し、室内で撮影したもの。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種@
前翅の裏の前縁は黄色味を帯びるのが本種の特徴。
(2006.5.20)

自宅の外灯に飛来した本種@
前翅の裏の前縁は黄色味を帯びるのが本種の特徴。
(2006.5.20)
 
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