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カバフヒメクチバ
学名:Mecodina cineracea

明かりに飛来した本種(2015.5.24)
Data
和名 カバフヒメクチバ
開張 40〜42mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 5〜10月
果実
 幼虫はクワ科(イヌビワ,イチジク)の葉を食べる。
解説 シャクドウクチバ族の一種。
地色は紫褐色で前翅前縁後方に黒褐色をした台形の紋がある。
図鑑によれば本州では、伊豆半島南部が北限とされているが、鎌倉でも見られる。
近似種のムラサキヒメクチバに似るが、ムラサキヒメクチバは小型で内横線外側に黒点がないのに対し、本種では大型で内横線外側に黒点があるなどの違いがある。
海外では中国,インドに分布している。
 
国内に生息するMecodina属は以下の9種。
和名/学名 分布
ムラサキヒメクチバ
Mecodina subviolacea
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,屋久島
カバフヒメクチバ
Mecodina cineracea
本州,四国,九州,対馬,屋久島
イナズマヒメクチバ
Mecodina albodentata
四国(高知県足摺岬),九州,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
シャクドウクチバ
Mecodina nubiferalis
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,屋久島
フトオビシャクドウクチバ
Mecodina fasciata
石垣島,西表島
アマミシャクドウクチバ
Mecodina sugii
奄美大島
ウラモンシロクチバ
Mecodina abactalis
沖縄島
オキナワマエモンヒメクチバ
Mecodina kurosawai
沖縄島
ヒゲナガヒメクチバ
Mecodina praecipua
西表島
 
トップの写真は5月24日の夜、自宅の外灯に飛来してヤツデの葉上に止まったと思われる本種を撮影したもの。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種@
庭のヤツデに止まっていた。
(2015.5.24)

自宅の外灯に飛来した本種A
玄関の外灯に飛来し、そのまま自宅に侵入したもの。
(2006.6.17)

川沿いの外灯に飛来した本種
(2008.7.2 静岡県)
 
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