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ホシオビキリガ
学名:Conistra albipuncta

室内にいた個体(2012.1.1)
Data
和名 ホシオビキリガ
開張 36〜40mm
分布 北海道,本州,佐渡島,四国,九州,対馬
出現期 2〜5,10〜12月  成虫で越冬する。
樹液,花の蜜,腐った果実
 幼虫はバラ科(サクラ類,リンゴ),ブナ科(クヌギ)などの広葉樹の葉を食べる。
解説 茶褐色をしたキリガの一種。
本種は大きく分けて、前翅中央の紋が黒色の型と、白色の型、全体的に斑模様をしたマダラ型の3つに分けられている。紋が白色の型は、本属では本種のみ。
斑模様をした型は、同属のゴマダラキリガConistra castaneofasciata)に似るが、やや小型で赤味が強い点や腎状紋の形状などで同定が可能。
本種は灯火に飛来することはない。
 
写真は1月1日に室内に入っていた本種を撮影したもの。黒い紋の中が白色になっていて、中間的な型のようだ。
後の2月11日に近くの林縁で糖蜜トラップを仕掛けたところ、夜、本種が集まってきた。本種の他にもナワキリガConistra nawae)とフサヒゲオビキリガAgrochola evelina)もいたが、本種が最も多く見られ、クヌギの高い場所にはマダラ型も見つけることができた。
PHOTO

室内にいた個体@
(2012.1.1)

室内にいた個体A
(2012.1.1)

糖蜜採集した個体@
下の写真と同一個体。
(2012.2.11)

糖蜜採集した個体A
(2012.2.11)

糖蜜トラップに来た本種@
(2012.2.11)

糖蜜トラップに来た本種A
(2012.2.11)

クヌギ上のマダラ型
(2012.2.11)
 
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