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ナワキリガ
学名:Conistra nawae

糖蜜に飛来した本種(2012.2.11)
Data
和名 ナワキリガ
開張 34〜40mm
 南西諸島では30〜33mm
分布 本州(関東地方以西),四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島
出現期 1〜3,11〜12月
 成虫で越冬する。
樹液,花の蜜,腐った果実
 幼虫はブナ科(アラカシ,カシワ,クヌギ,コナラ,ミズナラ),バラ科(サクラ類)の葉を食べる。
解説 紫褐色をしたキリガの一種。
前翅は細めで翅頂は尖る。外横線は直線的。
色彩には変異があるが紫色を帯びる傾向がある。
本種は灯火に飛来しない負の走光性。
幼虫は背面は薄茶色、側面は濃褐色で境界は白色の縁取りがある。
 
写真は2月11日の夜、近所の雑木林で糖蜜トラップに飛来していた本種を撮影したもの。本種も光りに敏感で近づくとすぐに翅を震わせて飛んで逃げる準備を始めた。翌日も本種が複数見られ撮影できたが、いずれも胸部の真ん中の1対の暗色部が目立った。幼虫の写真は5月25日に同じ雑木林内に生えていたヤツデの葉上にいたもの。ヤツデを食べるのかは不明だが、間違いなく本種の幼虫だった。
PHOTO

クヌギ上の本種@
(2012.2.12)

クヌギ上の本種A
(2012.2.12)

ヤツデ上の幼虫
(2019.5.25)
 
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