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シロシタオビエダシャク
学名:Alcis picata

ライトトラップに飛来した♀(2012.9.15 山梨県)
Data
和名 シロシタオビエダシャク
開張 35〜45mm
分布 北海道,本州
出現期 7〜9月
花の蜜など
 幼虫は広食性で、カラマツなどの針葉樹を含む広葉樹の葉を食べると考えられる。
解説 エダシャクの一種。
全体的に灰色で、白い横帯が目立つ。
♂の触角は櫛歯状で、♀では糸状。
本州では山地にのみ生息している。
日本固有種。
 
国内に生息するAlcis属は以下の6種。
和名/学名 分布
ナカウスエダシャク
Alcis angulifera
北海道(南部),本州,伊豆諸島(大島,新島,三宅島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島
ヒメナカウスエダシャク
Alcis medialbifera
北海道,本州,四国,九州
コケエダシャク
Alcis jubata melanonota
北海道,本州,四国,九州
オオナカホシエダシャク
Alcis pryeraria
北海道,本州,四国,九州,屋久島
イツスジエダシャク
Alcis extinctaria moesta
北海道,本州,四国,九州
シロシタオビエダシャク
Alcis picata
北海道,本州
 
写真は9月15日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した♀を撮影したもの。同じ場所で同属のコケエダシャクAlcis jubata melanonota)も飛来しており、どちらも鮮やかさは皆無だが、モノクロで描かれた模様は上品さを醸し出していて魅力を感じる。
PHOTO

♀の翅のアップ
(2012.9.15 山梨県)
 
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