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ナカウスエダシャク
学名:Alcis angulifera

♂(2009.5.9)
Data
和名 ナカウスエダシャク
開張 21〜35mm
分布 北海道(南部),本州,伊豆諸島(大島,新島,三宅島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島
出現期 4〜6,9〜10月
花の蜜
 幼虫は広食性で広葉樹・針葉樹・草本類を含む植物の葉を食べる。
解説 淡い色をした後翅を持つエダシャク。
前翅は黒っぽく、外横線は外側に2回大きく湾曲、内側は淡褐色で目立つ。
ヒメナカウスエダシャクに似るが、色が淡く、内横線と外横線の間の地色はほぼ白色なのに対し、本種では全体的に褐色味が強い。
触角は♂では櫛歯状、♀は糸状。
本種は個体数も多く、平地から山地にかけて普通に見られる。
 
国内に生息するAlcis属は以下の6種。
和名/学名 分布
ナカウスエダシャク
Alcis angulifera
北海道(南部),本州,伊豆諸島(大島,新島,三宅島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島
ヒメナカウスエダシャク
Alcis medialbifera
北海道,本州,四国,九州
コケエダシャク
Alcis jubata melanonota
北海道,本州,四国,九州
オオナカホシエダシャク
Alcis pryeraria
北海道,本州,四国,九州,屋久島
イツスジエダシャク
Alcis extinctaria moesta
北海道,本州,四国,九州
シロシタオビエダシャク
Alcis picata
北海道,本州
 
トップの写真は5月9日に林縁のアオキの葉上に止まっている♂を撮影したもの。比較的よく見る種で、自宅の外灯や近くの森林に設置したライトトラップにも飛来している。
PHOTO

イタヤカエデ上の黒っぽい♂
(2010.5.15)

アオキ上の♂
(2009.5.9)

自宅の外灯に飛来した♂
(2007.5.9)

ライトトラップに飛来した♀
(2015.6.7)

自宅の外灯に飛来した♀
(2006.10.28)
 
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