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ヒメナカウスエダシャク
学名:Alcis medialbifera

ライトトラップに飛来した♀(2012.9.16 山梨県)
Data
和名 ヒメナカウスエダシャク
開張 25〜33mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 8〜10月
花の蜜など
 幼虫はマツ科(モミ,トドマツ,コメツガ,トウヒ)の葉を食べる。
解説 エダシャクの一種。
ナカウスエダシャクに似るが、褐色味が強いのに対し、本種は色が淡く、内横線と外横線の間の地色はほぼ白色。
♂の触角は櫛歯状、♀では糸状。
山地性で、本州以南では高地にのみ生息している。
 
国内に生息するAlcis属は以下の6種。
和名/学名 分布
ナカウスエダシャク
Alcis angulifera
北海道(南部),本州,伊豆諸島(大島,新島,三宅島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島
ヒメナカウスエダシャク
Alcis medialbifera
北海道,本州,四国,九州
コケエダシャク
Alcis jubata melanonota
北海道,本州,四国,九州
オオナカホシエダシャク
Alcis pryeraria
北海道,本州,四国,九州,屋久島
イツスジエダシャク
Alcis extinctaria moesta
北海道,本州,四国,九州
シロシタオビエダシャク
Alcis picata
北海道,本州
 
写真は9月16日の夜1時頃、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した♀を撮影したもの。下の写真は別個体で同日の22時半頃に飛来した♀である。個体数は多いほうだった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♀
(2012.9.16 山梨県)
 
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