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シラナミクロアツバ
学名:Adrapsa simplex

コナラのほだ木に止まった本種(2008.6.15)
Data
和名 シラナミクロアツバ
開張 25〜32mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,南西諸島
出現期 6〜10月
果実の汁など
 幼虫は広葉樹の枯葉を食べる。
解説 白い波模様があるアツバ。
褐色で、体の中央よりやや後ろ側に波打った白い横線が前翅・後翅・腹部を横切る。
フジロアツバとよく似ているが、フジロアツバに見られる前翅先端部の大きな白い紋は本種では小さい横長の紋が2つに分かれている。
本種は2015年6月に近くの森林でライトトラップした際、近くのサクラの実に止まり、虫などに齧られた部分から汁を吸っているところを観察している。
 
国内に生息するAdrapsa属は以下の4種。
和名/学名 分布
キマエアツバ
Adrapsa ablualis
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,南西諸島
フジロアツバ
Adrapsa notigera
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,屋久島
ニセフジロアツバ
Adrapsa subnotigera
本州(東海地方,紀伊半島),四国,九州,南西諸島
シラナミクロアツバ
Adrapsa simplex
本州,四国,九州,対馬,屋久島,南西諸島
 
トップの写真は6月15日にコナラのほだ木に止まっている本種を見つけ撮影したもの。2年前に撮影したものより、鱗粉が擦れてなく綺麗な個体だった。
PHOTO

コナラのほだ木に止まる本種
(2008.6.15)

外灯に飛来した個体@
(2006.9.2)

外灯に飛来した個体A
(2006.9.2)
 
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