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ニセフジロアツバ
学名:Adrapsa subnotigera

ライトトラップに飛来した♀(2016.10.23)
Data
和名 ニセフジロアツバ
開張 27〜35mm
分布 本州(東海地方,紀伊半島),四国,九州,屋久島,南西諸島
出現期 6〜10月
樹液,腐った果実など
 幼虫は広葉樹の枯葉を食べる。
解説 クルマアツバの一種。
前翅の地色は暗褐色で翅頂付近に青白い斑紋がある。
前・後翅の外横線は白色でギザギザしているが、前翅は不明瞭。
♂の触角は単櫛歯状、♀では糸状。
フジロアツバに似るが、フジロアツバの翅頂付近の紋は明瞭で純白であるのに対し、本種では薄く青白色であることで区別できる。
海外では台湾,中国南部に分布している。
 
国内に生息するAdrapsa属は以下の4種。
和名/学名 分布
キマエアツバ
Adrapsa ablualis
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,南西諸島
フジロアツバ
Adrapsa notigera
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,屋久島
ニセフジロアツバ
Adrapsa subnotigera
本州(東海地方,紀伊半島),四国,九州,南西諸島
シラナミクロアツバ
Adrapsa simplex
本州,四国,九州,対馬,屋久島,南西諸島
 
写真は10月23日の夜2時頃、神奈川県南部の標高100m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO
フジロアツバとの相違点

本種の翅頂
斑紋が薄く青白い。
(2016.10.23)

フジロアツバの翅頂
斑紋が明瞭で純白。
(2015.7.22 静岡県)
 
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