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キマエアツバ
学名:Adrapsa ablualis

ライトトラップに飛来した本種(2018.10.30 西表島)
Data
和名 キマエアツバ
開張 22〜27mm
分布 本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,南西諸島
出現期 3〜11月
樹液,腐った果実など
 幼虫は広葉樹の枯葉を食べる。
解説 クルマアツバの一種。
前翅は黒褐色で前縁沿いが淡褐色。外横線は白色で小刻みに波打つ。
翅頂付近の外縁沿いに白色の斑紋がある。
♂の触角は櫛歯状で中央付近で太くなり屈折するという。♀では繊毛状。
海外では台湾,中国,ヒマラヤインド,スリランカ,東南アジア,オーストラリア〜ニューカレドニアに分布している。
 
国内に生息するAdrapsa属は以下の4種。
和名/学名 分布
キマエアツバ
Adrapsa ablualis
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,南西諸島
フジロアツバ
Adrapsa notigera
本州(関東地方以南),四国,九州,対馬,屋久島
ニセフジロアツバ
Adrapsa subnotigera
本州(東海地方,紀伊半島),四国,九州,南西諸島
シラナミクロアツバ
Adrapsa simplex
本州,四国,九州,対馬,屋久島,南西諸島
 
写真は10月30日の夜0時頃、西表島の標高25m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。触角から見て♀と思われる。2,3匹飛来したが、活発でかなりすばしっこく撮影は難しかった。下の写真は10月22日の夜、西表島の標高120m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来したもの。今回はじっとしていて撮影は容易だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2019.10.22 西表島)
 
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