カギバアオシャク | |
学名:Tanaorhinus reciprocata confuciaria | |
ライトトラップに飛来した♂(2016.5.28) |
Data | |
和名 | カギバアオシャク |
開張 | ♂:40〜57mm ♀:50〜70mm |
分布 | 本州,伊豆諸島(伊豆大島,新島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,種子島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島 |
出現期 | 5〜10月 |
餌 | 花の蜜 幼虫はブナ科(クヌギ,ナラ,カシ類)の葉を食べる。 |
解説 |
大型のアオシャク。 地色は緑色で、黄白色の斑紋がある。 新鮮な個体は鮮明な緑色をしているが、色褪せが早く、淡褐色に変色してしまう。 ♂の触角は櫛歯状、♀では微毛状。 開張は最大で70mmにもなる大変大きなアオシャクである。 国産の本種は朝鮮半島と中国東部にも分布する亜種で、基亜種はインド北部,ミャンマー,中国に分布している。台湾には別亜種(formosana)が分布している。更に、マレーシア,スマトラ島,ボルネオ島には同属の別種がいるが、本種である可能性が高いとされている。 国内に生息するTanaorhinus属は本種のみ。 山梨では標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに♀が飛来している。 |
PHOTO | |
ライトトラップに飛来した♂@ 神奈川県内の標高100m付近の林内で撮影。 (2015.5.14) |
ライトトラップに飛来した♂A 近所の林内で撮影。 (2013.6.1) |
ライトトラップに飛来した♂B (2013.6.1) |
ライトトラップに飛来した♂C (2013.6.1) |
ライトトラップに飛来した♀@ 標高1,600m付近で撮影。 (2015.8.11 山梨県) |
ライトトラップに飛来した♀A 標高600m付近で撮影。 (2013.5.25 静岡県) |
ライトトラップに飛来した♀B 右の蛾はカギシロスジアオシャク、右下はトゲヒゲトラカミキリ。 (2013.5.25 静岡県) |
ライトトラップに飛来した♀C 右下の蛾はアトグロアミメエダシャク。 (2013.5.25 静岡県) |
谷川沿いの外灯に飛来した色彩が劣化している♀ 左の蛾はシロテンキノメイガ。 (2008.7.2 静岡県) |