ススキアブラムシ | |
学名:Melanaphis japonica | |
無翅型(2010.7.18) |
Data | |
和名 | ススキアブラムシ |
体長 | 約2mm |
分布 | 本州,四国,九州,他不明 |
出現期 | 8〜10月 |
餌 | ススキ |
解説 |
ススキに集まるアブラムシ。 暗黄色から暗褐色まで体色に変異がある。 体表に白色ロウ質物で薄く覆われる。 有翅型の翅は翅脈が暗色で縁取られる。 角状管は暗色で非常に短い。尾片は角状管よりやや長く丸みを帯びる。 触角は体長より短く第5節が暗色で目立つ。 ススキの葉の根元に付く。 ススキに集まる近似種としては、ヒエノアブラムシ(Melanaphis sacchari),タイワンススキアブラムシ(Melanaphis formosana),ヤマトススキアブラムシ(Melanaphis jamatonica)がいるが、ヒエノアブラムシでは腹部背面の暗色の斑紋があること、タイワンススキアブラムシでは本種よりも角状管がやや長いなどの違いがある。ただし、ヤマトススキアブラムシ(Melanaphis jamatonica)に関しての詳細は不明だが、ススキアブラムシはススキに極めて普通種に見られる為、本種と同定した。また、ヤマトススキアブラムシはアブラムシ入門図鑑(全国農村教育協会)にススキアブラムシ属の解説にテキストで掲載しているのみであり、学名もM. jamatonicaとなっているが、ジャマトニカとなってしまうのでM. yamatonicaではないかと疑問もある。 |
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PHOTO | |
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