パプアキンイロクワガタ
Lamprima adolphinae
産地:ニューギニア・イリアンジャヤ産
〜 第二部 〜


パプアキンイロクワガタの1齢幼虫(西イリアン産/F1)



種親入手

1齢幼虫(西イリアン産/F1)

2002年12月15日
 クワ友のayumuさんよりブルー♀からの1齢幼虫5頭をもらった。
この季節の輸送は危険を伴うが幼虫は皆元気だった。
幼虫飼育

1齢幼虫をコーヒービンへセット

 400mLのコーヒービンにクヌギ小麦粉発酵マットを詰め、セットした。
空気穴は空けなくても蓋内側に付いているパッキングさえ外してしまえば大丈夫らしいが、念のためキリで穴をあけ、コバエの侵入防止の為にタイベスト紙を挟んだ。
飼育温度はエアコンでだいたい25度前後に設定している。
2頭死亡
2003年2月9日
 食痕のまったく見られないビン2本を暴いてみた。幼虫はいなかった。乾燥死してしまった可能性がある。
コーヒービンは空気穴が多かったせいか?乾燥が早い。たびたび加水しているが、気付くとまた乾燥してしまっている。これで3頭になってしまった。♂・♀偏らなければよいのだが・・・。

ブルーグリーンの幼虫3頭入手
 更に西イリアン産F2のブルーグリーン♀の幼虫を3頭頂いた。これで、雌雄の偏りは防げると思う。

マット交換
3月21日
 だいぶマットが食べ尽くされていたので、マット交換した。
成長していたので、1Lガラスビンに変更した。♀の卵巣は見られなかったがニジイロやキンイロクワガタの仲間は雌雄判別は難しいようだ。

3齢幼虫
ニジイロクワガタと似て尻部が細長い。

 

3齢幼虫の頭部
おでこが出ているような丸っこい形をしていた。

蛹化
4月16日
 ブルーグリーン♀の子1頭が蛹化した。♀だった。
4月27日
 ブルー♀の子の1頭目も蛹化、やはり♂だった。
5月4日
 ブルー♀の子2頭目蛹化した。これも♂だった。もう1頭も斜めに蛹室を造っているので、♂のようだ。
5月5日
 ブルー♀の子3頭目が蛹化した。やはり♂だった。ブルー♀が見られなかったのが残念。

♂の蛹@
キンイロクワガタの蛹は前足が拝むような格好で特徴がある。
赤い交尾器も見える。
(2003.5.11)

 

♂の蛹A
(2003.5.11)

♀の羽化

新成虫の♀21mm
複雑な色をしている
(2003.5.17)

5月17日
 4月16日に蛹化した♀はあれからマットにコバエの幼虫が繁殖してしまい、まったく姿を確認できない状態だった。しかし、蛹化して1ヶ月になるので羽化していると思い、取り出してみた。無事♀が羽化していた。色は前胸部が薄っすら青みがかっていて前翅は金色っぽい色だった。
しかし、コーヒービンの飼育ではタイベスト紙を挟んでいるのに何故かコバエが発生することが多い。
♂の羽化
5月22日
 4月27日に蛹化した♂が羽化した。
6月1日
 5月4日に蛹化した♂が羽化した。
6月2日
 5月5日に蛹化した♂が羽化した。
6月7日
 成虫を2匹取り出してみた。ブルーの血統ではあるが、♂なので通常の金色だった。残念ながら最初の1匹は少し前翅が開いていた。

新成虫の♂43mm@
やはり♂は通常の色だった。
(2003.6.7)

 

新成虫の♂43mmA
(2003.6.7)

新成虫の♂43mmB
(2003.6.7)


 

新成虫の♂43mmC
(2003.6.7)


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