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ヤマカガシ
学名:Laccotrephes japonensis

ヤマカガシ(2005.11.5)
Data
和名 ヤマカガシ
  • 別名:ニホンヤマカガシ
体長 1〜1.5m
分布 本州,四国,九州,佐渡島,隠岐,壱岐,五島列島,甑島列島,屋久島,種子島;ロシア沿海州,中国,台湾
エサ カエル,魚,トカゲなど
  • 主にカエルを好んで食べる。
コメント
大型でやや強い毒を持つナミヘビ科のヘビ。
東日本では写真のような赤と黒の斑紋の個体が多く見られ、西日本では赤味のない個体が多い。
更に斑紋模様にも変異が多く、黒化型も見られる。
 
毒牙はないが、この蛇に深く咬まれると、上顎後部の大きな歯から耳下腺が注入されて血が止まらなくなることがあるという。
カエルが大好物で、普通のヘビでは耳腺により寄せ付けないヒキガエルBufo japonicus formosus)でさえも、本種は飲み込んでしまう。
民家の近くにはあまり現れず、自然の多い山で見かけることが多い。
刺激を与えるとコブラのように体の前部を上げて大きく見せて威嚇する。
 
写真はバッタなどを撮影していた時に草の茂みから出てきたもので、1m以上あると思われる大型個体であった。
そのままかなり速いスピードで走り去ってしまった。昆虫撮影用のマクロレンズのままだったが慌てて撮影した。
大型の本種に噛まれると、奥歯から耳下腺が注入され極稀ではあるが死亡例もあるため、決して触ってはいけない。
幼蛇の写真は、静岡県の谷川沿いにいた個体を撮影したもの。幼蛇の特徴なのか?首の辺りが黄白色で大変目立つ。
参考文献
  • 日本の両生類・爬虫類
    • 小学館
PHOTO

ヤマカガシの頭部
(2006.9.24)

ヤマカガシ
帰宅時、玄関の前で猫と睨み合っていた直後の写真。
(2006.9.24)

幼蛇@
(2009.7.17 静岡県)

幼蛇A
(2009.7.17 静岡県)

幼蛇B
(2009.7.17 静岡県)
 
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